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72 花魁カルテルふたたび

「どーよ蘭華。イベントは順調かよ?」


「ああおやびん、レイドボスカッチカチねコレ。ウチ特効5枚持ってるけど何しろ固くて撃破数伸ばせないわ酒使いまくりだわで、ちょっと伸び悩んでるわね」


「そこで相談なんだがな。援護要請さ、軍団の中からランダムで10人選出だろ?」


「まあそうね」


「それだとさ、特効持ちのお前とか呼べない軍メンはボスが消えるまで何も出来ないか、酒を浴びる程飲んで倒すしか無くなるじゃん」


「そうなのよ。ほんと申し訳無くて……」


「で、よ。そっちの軍メン、6人程ワテクシの軍で養えるがどうする?」


「え? いいの? それは助かるな、ちょっと希望者募ってみるわ」


 メデジン・カルテル的にもパサーが多い程儲かるのだ。儲かるし蘭華達に恩も売れる。我がバラ色の脳みそフル回転で編み出した、一見いい人っぽく見えるけど実は儲けしか考えて無い作戦だ。


 と、言う訳で。


「こんにちは! またまたお邪魔しちゃいますね!」


「おお副団長のリオンさんまで来たんかい! いいのかいあっち?」


「大丈夫です。おやびんさんに教わったおんぶに抱っこ作戦w アレの為に蘭華に特効全部渡しちゃったから、私はもうパサーしか出来ないし。この達の保護者として一緒にきましたよ」


「お願いしまーす」

「噂のメデジン・カルテルに潜入だ」

「ほんとに普段から下ネタが横行してるw」


 以前の合同の時の娘もいれば新顔もいる。つまりこれは女の園。桃源郷なのでは……


「ふぉっ! ふおおおおおお!!」


「ど、どうしたんですかおやびんさんっ!?」


「どうどうどうおやびん! ほら、お客様が驚いちまってるだろ!!」


「……ごめんね、これはただの発作だから」


「あ、あの、いっぺんに女性が多くなったので、おやびんさんの思考回路が【うひょー桃源郷だぜこいつは乳も尻もみんなワテクシのもんだうひょー】ってなって暴走してるんだと思います」


「もまいらワテクシ軍団長様だぞ? ヘムタイ扱いするんじゃありまてんよ」


「……じゃ間違ってるの?」


「ああ、多いにな」


「嘘だろ!? あのおやびんが乳や尻を否定しないとか!?」


「バカヤロー日向!! 乳と尻だけじゃねぇ! 太腿も唇も脇もへそもみんなみんなワテクシのもんだうひょひょひょひょーっ!!」


「リ、リオンさん! ほんとにこっちの軍団きて正解なんですか!?」


 そんなやり取りを見た花魁道中の新人さん達に不安の色がうかがえるも、


「大丈夫大丈夫。おやびんさんエロでヘムタイで歩くセクハラオヤジだけど、やる時はやる人だから」


 リオンさんが安全性を保証する。しかしこの内容ってばよ。


「さって、そろそろ泣こうかな?」


「冗談てすよw よっ! 大統領!」


 軍メンにもお客様にもディスられるワテクシ。えっ? 普段行いのたまものだろ? うるせぇっw

 

「と、とにかく花魁道中のみなさん、イベント残りの日数お願いしますね」


「了解です」

「お願いしまーす」


ふたたび花魁カルテルの復活です。

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