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遠い贈り物
この作品は「劇伴企画」参加作品へのアンサーストーリーです。
劇伴はこちら
carolan's dream O'carolan
時を超えて思いがけず届く贈り物がある。あるいは何世代も飛び越えて、縁のひとの元へと。
朝の陽射しは既に眩しく、わたくしは夏を感じて思わず口元が緩みます。もう葉ばかりになった紫陽花の藪を通り過ぎれば、人気のない豪邸が見えます。高い壁をなお超えて、伸び放題の枝枝が道路に飛び出しております。
ふと落ちてきた白いリョウブの花に、小さなお嬢さんが乗っておりました。
「やっときたな!」
小さな人はわたくしの祖先の名を呼んで、弾ける笑顔を見せました。
お読みいただきありがとうございました
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天女のリボン
作者:小畠愛子
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