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空穂舟
この作品は、「螺旋企画」参加作品へのアンサーストーリーです。
215字
好きな酒を浴びるほど呑んだ後は、カップ酒の口をつまんでぶら下げながら、浜辺に降りた。月明かりの浜辺には、女子高生の集団やらカップルやらで賑やかだ。
上司の理不尽など、酒と愉快な通行人のお陰で消し飛ぶ。
大きく湾曲した先へと、波打ち際を辿る。
死角から現れたのは、底の丸い大きな物体。貝のように開いたそれから、箱を抱えた赤毛の美女が降りてきた。
美女は鋭く睨んで箱を庇う。
「何だよ、泥棒扱いかよ、失礼な」
女は素早く内部に戻り、海へと去った。
原作は、こちら。
海堂直也 作『色即是空・空即是色』
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