32/188
蝋燭だって良く見れば
この作品は、「螺旋企画」参加作品へのアンサーストーリーです。
211字
昼休みに、駅ビルの本屋へ行く。殆んど日参している。買うときもあれば、買わないときもある。
僕は、決まった雑誌やシリーズ物を買わないので、書店にとってはそれほどよいお客さんではないのかもしれない。
いつも腹ごなしにブラリと見て回るだけ。
その日、店内ですれ違った女性が店員を呼び止めて在庫を訪ねていた。買えずに店を出る背中が、何故か入ってきたときよりも軽そうにみえた。
娘に買ったファラデーの文庫を飾る青いリボンが、クルリと揺れた。
原作はこちら。
猫らてみるく 作『妖炎の絵』
https://ncode.syosetu.com/n9628gv/




