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童心
この作品は、「螺旋企画」参加作品へのアンサーストーリーです。
206字
桜の香りに誘われて、朧月夜を飛んで行く。
訳もわからず幽霊になってしまったが、訳が解らないので成仏も出来ない。時代はどんどん変わって行く。
このお屋敷は、随分以前からあるようだ。もう忘れてしまったが、きっと私が初めてこの街を訪れた日からあるのだろう。
今の当主は厳格なようだ。万が一見つかってはたまらない。何せ私は理から外れた存在だ。
ふらりと庭を散歩した後、洋窓の灯りにつられて覗く。
「あら」
老いた少年の笑顔が眩しい。
原作はこちら。
大浜 英彰作『蘇るドリル戦車』
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