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「移動企画」参加作品へのアンサーストーリーです
会いたい人にあえる。そんな噂がある辻に、私は独りで立っている。その人が遠いところに行ってしまっていても、喧嘩別れをしていても、必ず一目会うことができる。ただそれだけ。会えるだけ。それでも私はもう一度、幼い頃お世話になったお絵描き教室の先生に会いたい。
優しいお爺ちゃん先生で、絵を描きながらたくさんおしゃべりしてくれた。その時のたわいない言葉たちが、今私をこの世に踏みとどまらせてくれている。
「お客さん、どなたまで?」
音もなく光もなくタクシーが停まる。
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原作はこちら
ホラー小説集
個人タクシーに乗った客
作者:大浜 英彰
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