第41話 リントフィア
夜が開け魔物達を討伐し、火災も落ち着いたゼンメルで無事だったルナの屋敷にメンバー全員が集まっていた。
リオとキャロ、日光と月光の4人で広間に集まりブレスの通信機能を利用して本部と連絡を取っていた。
『そうですか・・・ルナさんが狙いだった事に気づかなかったのは誤算でした。これは私の判断ミスです。申し訳ございません。』
「いや、俺も月光も全く気づかなかった。全くもって上層部の大失態だ・・・1人だけで責任取ろうとするな」
「クレハ総監、どうしますか?私達もすぐにでも動けるように準備はしています。」
クレハと日光、月光の三人は対策を練っていた、それを見ていたリオとキャロは焦っていた。
そしてリオは座っていた椅子から立ち上がりテーブルを両手で叩いて大声を上げた。
「みなさん!!なんでそんなモタモタしてるんですか!!こうしてる間にもルナに危険がって思わないんですか?」
大声で叫んだリオに対して、それを見た日光と月光はポカンとした顔をした後に彼女に向かって言葉を入れた。
「あのなぁ、あの時焦っていたがよくよく考えろ?あいつらはお前達に来いと言ったんだぞ。それにあいつらにとってもルナを今殺すわけにはいかないしな・・・」
『そうね・・・それにちょっとやっかいな話ですが、そろそろそちらにあの方が到着する頃だと思うから後をよろしくお願いします。』
すると日光と月光は驚いた顔をしながら慌てだした。
そしてどうするかと言うような話をしながら話を続けた。
「はぁ!?マジかよ・・・月光、アイツが来たら後を頼む」
「しょうがないですね・・・了解です。」
「ちょっとまってください!!話を進めないでください。今の時点で私達は何も分からないんですよ。」
リオの話を遮りながらクレハとの通信を終えると、今度は日光がリオ達に向かって話をした。
「ごめんね。ちょっといろいろ今から大変な事があるから。二人共、今から正装に着替えられる?」
「その必要はない!」
月光の言葉に被せるように、謎の声が部屋に響いた。
声の方へ振り向くと、入り口の扉が開き1人の気品のある男性と、それを取り巻く複数人の西洋剣士風の軍服を来た男女がそこにいた。
その男性が入ってきた瞬間、日光と月光が頭を下げて跪いた。
リオとキャロの二人は、唖然としながらその場に立っていたが、日光が叱責しながら同じく頭を下げさせた。
「久しぶりだね。日光に月光、・・・みんな楽にしていいから昔みたいにラフに話そう」
「はっ!!」
そう言うと、彼の周りにいた男女は敷地内の警備を始めた。そしてその男性は屋敷の1階の奥の部屋に向かい持っていた鍵で扉を開けた。
その部屋は大きなテーブルがありその国旗張ってある上座の椅子へと座った。
後ろに一緒に付いてきていた4人も空いている下座にて国旗に一礼をし椅子に座った。
「さて・・・リオさんとキャロさんだったね。まずは私の自己紹介をしておこうと思います。」
そう言うと、座ったばかりの椅子を立ち上がり自分の腕に付けていたメモリーブレスを使い正装に着替えて
紹介をした。
「私の名前は、ミラサキーノ国王子ブラン・クー・リントフィア!君たちの仲間、ルナ・アンバーレインいや、ミラサキーノ国皇女ルナティック・アイ・リントフィアの・・・兄だ」




