二話
今ではカラスさんとのお話もできますが、初めの頃はわからずに太陽さまに
「蜘蛛さんの話すことはわかりますが、カラスさんの言うことはわかりません」
と、私が太陽さまに言うと太陽さまは
「分からないなら放っておきなさい」
と、おっしゃいました。
すると、カラスさんは、太陽さまがおっしゃったことがわかるのですね、直ぐにカラスさんが
「そりゃーないよ」
と鳴きます。
私は、あゝカラスさんが話した、と思いました。
それがカラスさんとの初めての会話です。
それから後、カラスさんは、私のために一生懸命で誠の愛を注いでくれることになるのです。
このように天使たちは、天使に命を捧げます。
愛深く勇敢で誠の愛を持ち、正義感に燃え使命に忠実で使命に命を捧げるのが、天使です。
太陽さまは、私が晒し者にされると、天使を送ってくださいました。
その天使はカラスさんは、蜘蛛さん、その他色々です。
森の虫たちもいます。
天使は神々の変身ではないだろうか。
と思うほど何もかもよく知っています。
私に伝わらないと伝わるまで、懸命になって、同じ事を繰り返します。
それだけ使命に忠実なのですね。
太陽さまがおっしゃいます。
「人々があらゆる角度から見るよ」
と、カラスさんも
「そうだよ、そうだよ」
と、鳴き知らせます。
晒し者だから、何か悪口を言おうと目を光らせて見るのでしょう。
天からの知らせです。
天はそのようにおっしゃいますが、覗き見、する人は誰もいませんので、私の聞き違いだろうと思っていました。
晒し者でも頭の中までの晒し者です。
何かちょっと人の悪いことが頭の中を走ると、それをネタにいじめる。
いじめ殺すことに繋がっているのでしょうか。
人間は色々な事を考えます。
それを殺しの材料にするのでしょうか。
何か言ったり悪い事をしたのなら仕方のないことですが、言ってもいない、考えてもいないことを作り出して、殺しの網の中に、引きずり込まれることもあります。
言ってもいないことを言った、と言っている人を見るとき、自分だけはあの様にはなるまい、と心に誓います。
時々、冷たい言葉が飛んできます。
何の為に何を考えて、その様にするのでしょう。
天を知るためなら、その必要はないと思うのですが。
蜘蛛さんが活躍してくれましたので、蜘蛛さんが、どの様に活躍したかを書きます。
八ミリぐらいの小さな可愛い蜘蛛さんがやって来て、口をもぐもぐさせます。
私は蜘蛛さんは何を言っているのだろう、と思いながら
「人々が言っていると訳するの?」
と、聞きますと
「そうだよ」
と、言うように、私の顔を見て目で伝えるのです。
蜘蛛さんといえども、天使ともなれば、インスピレーションを持っています。
そして、目や動作で私に伝えるのです。
私に伝わらないと、伝わるまで、同じことを何回も繰り返します。
私に伝わると、次の行動に移ります。
私に伝わったかどうか、インスピレーションを持っているのでわかるのですね。
蜘蛛さんは体に伝える内容を持っています。
例えば神様と伝えたい時、背中に白線が入っています。
神様マークが入っているのです。
エッチな人間と伝えたい時は、お尻の大きな蜘蛛さんがやって来ます。
純情を伝える時はお尻の小さな、お尻があるかないかわからないような、蜘蛛さんがやって来ます。
時間や日にちを知らせる時は、カレンダーの上にピョンっと乗り、これだよと知らせます。
私に色気があると言っているよ、と伝えたい時は、緑色の蜘蛛さんがやって来ます。
無色透明の蜘蛛さんがやってくると、純白で嘘がないと知らせたい時にやって来ます。
お腹が少し黒いと人々が言っている、と伝えたい時、お腹のところが少しだけ黒く、他のところは透明の蜘蛛さんが来て、口をもぐもぐさせます。
口をもぐもぐさせることによって、言っているよと伝えるのです。
このように体で伝える場合と、場所を選んで伝えることもあります。
例えば、色を伝える時、赤色を知らせたい時、本の赤色のところに止まります。
緑色を伝えたい時、畳の縁の布の緑色のところに止まります。
子供というような漢字を伝えたい時は、新聞や本の字の上の上に止まり知らせます。
蜘蛛さんは伝える内容によって、場所を選ぶのには感心します。
蜘蛛といえども天使ともなれば、このように感じも数字も色も英語も知っているのには驚きです。
神の変身なのでしょう。
少しの緑色で縁取られた蜘蛛さんがやって来ました。
縁が緑ということは、外見はエッチ人間に見えるが、中身はそうではないと伝える時にやって来ます。
あの人は浮気人間と知らせたい時、緑一色の蜘蛛さんがやって来ます。
今日の蜘蛛さんは、ショウジョウバエのように小さいので、何かの虫だろうと思っていましたが、緑色の蜘蛛さんです。
緑色一色の小さな蜘蛛さんでした。
ささやかな浮気心と伝える時に来ます。
今度は緑色の蜘蛛さんです。
透かして見れば、先の方まで見えそうな、透明度の高い蜘蛛さんです。
この蜘蛛さんはとっても美しく弱々しい蜘蛛さんです。
この蜘蛛さんは
「どれくらい透明化を捜す」
と、知らせる時にやって来ます。
私がどれくらいエッチ人間かを捜す、と言っていると、空は蜘蛛さんを使って知らせに来てくださったのです。
私は私の生きてきた足跡を探してね、と言いました。
太陽さまや神々は、人々がいつ疑問詞を出すか、ご存知なのですね。
その時、その時知らせる内容にあった、色々な蜘蛛さんが出て来ます。
疑問詞がでてから、蜘蛛さんを作れるものではないと思います。
粘土細工とは違います。
生き物ですので、成長期間が必要です。
人々がどのような疑問詞を何日出されるか、ご存知だから、伝える意味を持つ蜘蛛さんをお作りになられると思います。
人々の疑問詞に合わせて色々な天使を、神々は送ってくださいますが、天使一つ作るのにも大変だろうと思います。
何と言っても、伝える意味を背中に記されたり、小さな頭にインスピレーションを植え付けなければならないのですから。
今度の蜘蛛さんは、頭と腹の白い蜘蛛さんががやって来ました。
その蜘蛛さんが伝えます。
「頭も腹も白いけど、何回ジャンプしても登ることはできない」
その蜘蛛さんが何回もジャンプしますが、登ることができません。
ジャンプは無駄に終わりました。
蜘蛛さんは何回もジャンプして、ゼスチャーで伝えてくれました。
私が蜘蛛さんに
(頭も腹も白いけどジャンプしても登ることはできない、と伝えているの?)
と、聞きますと、蜘蛛さんは
「そうですよ」
と、私の顔を見て合図を送ります。
頭も腹も真っ白いけど、人々はそう簡単に認めないと伝えているのです。
今度は透明の蜘蛛さんがやって来ました。
光のある場所に止まりますと、透明に見えますが、太陽さまの光のない所では、透明がなくなるのです。
「太陽さまの光が当たっている所では、透明だが、暗い所ではそうは見えない、隠しているものがある、と言っている」
と、伝えているのです。
太陽さまは、このような珍しい蜘蛛さんをお作りになっていらっしゃいます。
太陽さまを見ると
「骨の連携プレー」
とおっしゃいます。
どうしてわかるかと言いますと、蜘蛛さんがあばら骨を大空に描き伝えられます。
結局、死の連携プレーの意味です。
連携プレーは神秘の世界がしてくださっていますので、神々は命をかけている、と知らせてくださっているようです。
蜘蛛さんたちは、私のために何十匹もの命を投げ出してくれています。
どうしてここまでと思ったり、感謝したりしています。
お尻がスッポンとしている蜘蛛さんがやって来て、口をもぐもぐさせます。
すると私は
「色気はないけど人々は色々という」
と、訳します。
このようにお尻がないような、小さなお尻の場合は、色気はないと天は伝えてくださっているのです。
今度は頭がでっかくお尻スッポンの、小さな可愛い蜘蛛さんがやって来ました。
「頭は非常によく、エッチ人間ではなく可愛い」
と訳します。
天はこのように言ってくださいますが、現実社会は、私が男を欲しがっている、エッチ人間と宣伝されています。
蜘蛛さんがやって来ました。
その蜘蛛さんは死ぬ寸前の肌の色をしています。
私が
「蜘蛛さん、あんた死んでしまうのではないの?」
と、言いますと、それには答えないので、手を口に当てて
「食べなさい」
と、言います。
そして口を大きくパクパクさせて
「どんどん食べなさい。そして、ジャンプして登りなさい」
と、ゼスチェアを交え知らせます。
弱々しい体でジャンプをするのです。
私が食欲がないのを心配して蜘蛛さんは来てくれました。
今度は頭を潰したような頭ペッチャンコでお尻がとっても大きな蜘蛛さんがやって来ました。
「頭はバカでエッチ人間」
と、体型より判断して訳しました。
こんなひどいことを言ったからでしょうか。
台風22号接近です。
今度は真っ黒い小さな可愛い蜘蛛さんでした、頭のところに白い線が入っています。
その白線はハチマキをしているように見えます。
「ハチマキ締めなさい。お尻スッポンさん」
と、知らせにきてくれたのです。
私にしっかりしなさい、ハチマキを締め頑張りなさい、と私を励ましにきてくれたのです。
又、蜘蛛さんがやって来ました。
今度の蜘蛛さんはとっても小さい蜘蛛さんです。
その蜘蛛さんが太陽さまを見ながら、頭を手でなでなで動き回ります。
「太陽さまのようなお考えで行動しなさい、小さな事だから、お尻スッポンさん」
と、訳しました。
蜘蛛さん自体が小さいので、小さな事と訳しました。
蜘蛛さんのお尻がないようにスッポンとしていますので、お尻スッポンさんと訳しました。
天使たちは、私の事をお尻スッポンさん、と言います。
エッチでない人と訳します。
天はこのように言ってくださいますが、世間では色気違いと宣伝されています。
世間の冷たさに身を凍らせていた私に、太陽さまは、このような蜘蛛さんを送ってくださり、慰めてくださいました。
太陽さまを見ていると、何もかも小さな事に思えます。
太陽さまの光に何もかも吸い込まれ、悩みはすべて消え去りました。
権力がある、その権力を生かし殺しの快楽とは許せない。
「権力が何だ」
と、考えていますと、お尻スッポンで少し透明の小さな蜘蛛さんと、見るからに悪そうな、お尻でっかちの大きな蜘蛛さんと、喧嘩を始めました。
どう見ても大きな蜘蛛さんに、小さな蜘蛛さんは勝てそうにありません。
それくらい大きな蜘蛛さんは大きかったのです。
私は小さな蜘蛛さんが勝つように、と祈りながら見ていますと、小さな蜘蛛さんは、大きな蜘蛛さんのお尻に噛みつきました。
とうとう小さな蜘蛛さんは大きな蜘蛛さんに勝ちました。
大きな蜘蛛さんは、怯えたようにして逃げました。
天は権力なんてものは脆いものです、と教えてくださった、と思いました。
今日は私の町のお祭りです。
お祭りのはやしが通るのですが、お店が忙しく見に出られません。
すると蜘蛛さんがやって来て
「頭を高く持っっているから、踊りを見に出ない、と言っているよ」
と、知らせます。
蜘蛛さんがいうのがどうしてわかるかと言いますと、蜘蛛さんが頭を高く天に向け、頭を高く持っていると伝えます。
それから、踊りの格好をしますので踊りと訳するのかな、と、戸惑っていますと、蜘蛛さんは私に伝わるまで、踊りを繰り返します。
それから、ジィーっと私の顔を見ます。
その顔は踊りと訳するんだよ、と言っています。
「踊り訳しつぎはなぁに?」
と、聞きますと、次の行動に移るのが不思議です。
蜘蛛さんは人々が言っている、と口をもぐもぐさせます。
蜘蛛さんが踊るのです。
不思議でしょう。
蜘蛛さんの踊りは、可愛く珍しく素晴らしいものでした。
このように天使たちが神秘の世界へ私を導いてくれましたので、神秘の世界という別世界に、入り込む事ができました。
それで、ゴキブリの火あぶり、という大変な世間の中を、私は生きてこられました。
今度は何を知らせにきたのでしょう。
蜘蛛さんがやって来ました。
「横ばいはゼロ(0)ハーフ」
と、伝えます。
横ばいは、探すがゼロ(0)と伝えているのです。
ハーフとは私の事を天使たちはそのように言います。
向こうが半分人間と言いますので、そのように言えば、伝わる事を知っています。
蜘蛛さんがカニのように横に這うのが珍しい眺めでした。
カニと同じように這うのです。
蜘蛛さんが伝える事が、どうしてわかるのか、と言いますと、写真入れの封筒の代金の数字に0と書いてあります。
そこに止まって動きません。
私がゼロと言えば、写真入れの封筒のところにハーフと書いてあるところに止まって、ハーフと伝えます。
私に伝わるとどこかへ姿を消します。
天は貴方はゼロで何もない、と伝えてくださっているのですが、現実社会では害虫人間です。
ある日の事です。
私がバイクで病院に行っていますと、ガソリンが切れました。
バイクが動かずに困っていますと、一羽のカラスさんがやって来て、私の頭上でぐるぐる回ります。
何と言っているのだろう、と見てみますと
「私についていらっしゃい」
と、言いますので、私はカラスさんの後についていくと、カラスさんは、私を誘導して道案内をしてくれます。
カラスさんはまた、ぐるぐると回り始めました。
カラスさんが回っている下を見ると、そこには、ガソリンスタンドがあるのです。
カラスさんは、このようにしてガソリンスタンドがある場所を教えてくれたのです。
天使の中にはハトさんもいます。
そのハトさんが飛んでいきます。
飛んでいきながら
「私たちを見ていてください、素晴らしいところに案内します」
と、いうかのように私の目の前を飛びます。
私はバイクを止め、ハトさんの数を数えました。
十二羽いました。
私の誕生日は三月十二日なので、十二という数字はラッキーナンバーです。
何かいい事があるような予感がします。
十二羽のハトさんに目を向け、ハトさんの行く先を見ていますと、美しい虹が出ていました。
それも二重の虹です。
虹はちょくちょく見ますが、二重の虹は初めてです。
虹の上に虹を描き重なり合い、大空を飾っていました。
ハトさんんが声をかけてくれなかったら、二重の虹を見ることは出来なかったでしょう。
このようにして、天使たちは色々なことに導いてくれます。
タチアオイの花が、毎年、真っ赤なビロードのような花をつけ、狭い庭を飾っていました。
花が咲けば、私はぼんやりとその花を見るのが、楽しみの一つでした。
この年は、まだ、蕾もつけていない頃のことです。
(母、危篤)
の知らせを受け、私は少しでも早く、母の側へと気持ちだけが先走り、慌てながら戸締りをしていると、タチアオイの葉が暗い陰りを作り、何だか母の死を予告しているように見え、何となく不気味でした。
急いで鍵を掛け、タチアオイの花を見ないようにして、実家へと急ぎました。
バスがやっと来て、私を実家へと運んでくれているのですが、この時ほど、バスがのろのろと進むのを感じたことはありません。
苛立つ私をますます苛立たせ、私は泣きました。
母ちゃん死んだらダメだよ、死なないで、と心は泣き叫んでいました。
涙がハラハラと、頬を伝い流れ落ちます。
「母ちゃん」
「和子か?よう来てくれたね」
「うん、来たよ、母ちゃん。早う元気になってね、お医者さんも大したことないって言いよらすけん、頑張ろうね」
「うん、だけどきつうて、きつうて」
私は一生懸命で看病しましたが、その甲斐もなく、母は天国に召されました。
私の胸に大きな穴が出来たように、苦しみました。
実家から我が家へ帰ると、タチアオイの花が真っ白い花と変わっていました。
何年も真っ赤な花を咲かせていたのに、真っ白い花と変身していました。
私は自分の目を疑い、何回も目をこすっては見、こすっては見ました。
それでもやはり、真っ白い花です。
母の例が白い花にしたのか、神々がなされたのか?
誰がしたのかわかりませんが、白い花で庭は飾られていました。
これは作り話ではなく、私の体験談です。
天使のことも作り話ではありません。
神様はいらっしゃるのだろうか、と思うときもありますが、大空に輝いていらっしゃる太陽さまは、私たちにとって神様だと私は思います。
後年、私は風さんに聞きました。
「どうすれば白い花になるの?」
すると、薄い雲が庭いっぱいに広がって、目の前を通ります。
(なんだろう、風さんは何をしているのだろう)
と、思っていますと、風さんが
「このように白い花粉を運び、ばら撒けば、真っ赤な花も真っ白い花へと変身します」
と、答えてくれました。
白い花粉は、私の家の庭にだけばら撒かれたのですね。
隣の庭の花には、何の変化もありませんでした。




