短編集、あと冒頭だけ書いてしまったもの なくしたなにか 作者: ドライパイン 掲載日:2015/11/15 何かに追い詰められているのは分かる。 何に追い詰められているのかは分からない。 毎日日に日に何かが悪化しているはずなのに、原因を辿ることが出来ない。 自分のできることとすれば、ひたすら頭を叩いて自分が存在している感覚を理解するだけ。 時間間隔は失ったものの一つだ。 起きても寝ても居ない状態が続くと、いつの間にか日付が変わる。 何もしたくはない。 あるいは何をしたら良いか分からない。 しないといけないことは分かる。 動くことは出来ない。