プロローグ 2
僕は真面目よりの人間だった。
小・中・高と皆勤賞を受け、社会人になってからでも有給休暇をとることはあっても
無遅刻、無欠勤だった。
しかし、うちの会社はいわゆるブラックだったらしく
2年目を迎えた頃から転職を考え始めた
が、
…元々そんなに働きたくなかったのと、
口下手で優柔不断なところが在ったので
その結果もう一年が経ってしまった
『働きたくない…辞めたい…』と言いつつも其のままだった
4年目になり、やっと会社に辞めたいと辞表をだしたのだが
「もう少し居てくれないか?」
と、上司に云われ渋々頷いた結果→丸四年働くことになった。
さすがにもう限界と感じ、退職届を出し
今に至る。
「良の退職を祝ってカンパーイ!!」
『カンパーイ!!』
こいつは僕の中学生の頃からの友人【あんさん】だ。
中・高と同じ学校に通い、高校では学科も部活も一緒だった
今では10年以上の付き合いがある。
「しばらくはニートするんでしょ?」
『そーだよー!(正確にはニートではない)』
「んじゃ!(ほとんど)毎日遊べるね♪」
―半年後
『そろそろ働かなきゃなぁー』
「えーー!!まだ半年だよ!
1年ニートしてたら祝杯あげようよ!!
奢るよ?」
『でも、もうお金ないし…働く…」
面接→落ちた…
「ニート生活~第二期おめでとうございます~!!www」
「今の心境は?」
『そんな予感はしてました(笑)www』
結果オーライでニート生活を続けることに
「それじゃあ…また明日ー!仕事終わったら電話するねー」
『オヤスー♪』
「オヤスーー」
ここでの登場人物は
良:主人公。
あんさん:主人公の友人。
詳しい設定は後日
書き込んでいきます
それでは、以下から本編が始まります。
宜しくお願いします。