# 8
あれから何時間経ったのだろう……。
気づいた時には、紅葉が見える場所に居た。恐らく京都に着いたのだろう。
その証拠に、清水寺とか言うものが薄っすら見える……。
俺の住むところとまったく違う。芸術のようだ。
「こちらです……」
ふくよかな男が、左腕を横に伸ばし案内を始めた。
歩くこと数分。会場と思われる家に着いた。
その家……、いや、もう遊園地のような雰囲気だった。
広いと言うか……、でかいと言うか……。
俺は、呆気にとられていると……
「行きますよ……」
男は何事も無いかのように案内を続けた……。
玄関に到着すると、一面大理石とかいう石が広がっていた。
Cグループにとってこの家は、夢なのか? 現実なのか?
「どうぞ」
男は大理石の上を土足で歩いて行った。
俺も遠慮なく。
ちょっと進むとテーブルが見えた。でもよく見ると、……誰かが座っている。
若干暗かったが、なんとなくではあるが、女と男が居るというのがわかった。
「……Cプレイヤーの到着です」
と言うと、
「……あとはXプレイヤーだけか」
先に着いた女が言った。
「まもなくXプレイヤーは来ます。少々お待ちを……」
そう言うと、一礼をしてどこかに去っていった。