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ろ・わ
ろ
論理というよりロンリーだ。俺の人生は。
わ
若さが人を殺す事もあるようである。老いが人を殺すのと同じように。だが俺は死ななくて済んだ。俺は若さに勝ったのだ。さすがに老いには勝てないだろうが、まずは第一関門突破である。
老いが人を殺すのは肉体の衰えのためであろう。若さは多分精神を腐食させるのだ。若いうちは、肉体は強靭であるが精神は敏感だ。反対に老いれば肉体が薄弱に、精神は図太くなる。俺は老いるのが怖い。死ぬよりも怖い。だが本当に老いる頃には、そんな恐怖もなくなっているのかもしれない。それどころか今のような薄弱な精神を懐かしく思い、微笑すら浮かべているのかもしれない。麻薬中毒患者のような、呪われた微笑を。傷のいえた後に残るかさぶたのような、頑丈な皺を寄せて。何て恐ろしい!




