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ベイビーゾンビ  作者: 林広正
97/131

97、


 おじさんに頼めばいくらでも手に入るけれど、僕の父親はそういうことが嫌いだったりする。会場で普通に並んで買うのが楽しいという。物販に並ぶのもライヴの楽しみの一つだ。

 そこに彼がいた。おじさんが来ると流石にパニックになるけれど、バンドのメンバーなら気がつかない人もいるくらいだ。僕はみんなが大好きだからその顔を覚えている。

 話しかけてくれたのは父親だった。息子が大ファンだといい、握手をしてもらった。特別だよと、非売品のバッヂを貰った。今でもカバンにつけている。来てくれたら、それだけで嬉しい。

 僕と妹は、オレンジジュースを頼んだ。本当はトマトジュースがよかったけれど、置いてないと言われたからだ。お腹は空いていないけれど、というか食べる必要もないけれど、なんとなくケーキを二つ頼んだ。チョコレートケーキとショートケーキ。

 君たちがそうなのか?

 僕と妹がケーキを食べていると、いつの間にか目の前の席に腰を下ろしていた。

 ケーキって、凄い。その魅力には敵わない。無意識のうちに夢中になって食べていた。

 見上げると、髪の長い綺麗な顔つきの男の人の顔がある。もちろん見覚えはある。

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