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ベイビーゾンビ  作者: 林広正
93/131

93、


 もしもし! どうしたんだ? 行方不明だって聞いたけど?

 姪っ子のリョウコです。おじさんがどこにいるか知っていますか?

 ・・・・姪っ子? ケンジの姪っ子ってまだ生まれたばかりだろ? 悪戯か? どこでその携帯手に入れたんだ。

 電話で情報を引き出すのは難しい。僕は喋れないから尚更だ。妹に任せるしかない。隣でゾンビ語で喚けば邪魔になるし、相手に聞こえたら怪しまれる。

 おじさんから預かりました。会ってくれるなら、詳しく話します。位置情報は伝わってますよね? この辺を歩いていますから、来てくれると助かります。

 随分と強引なんだね。そういうところは確かにケンジとの血縁を感じるね。まぁ、お陰様で暇になったから、行ってもいいよ。適当にその辺の喫茶店にでも入って待ってなよ。

 分かりましたと妹が言うと、電話は切れた。

 喫茶店を探しながら、次の電話をかける。口笛が上手なベーシスト。彼とは何度か会っている。僕の正体は知らないけれど、成長の速さには気がついているはずだ。

 呼び出し音は普通だ。ってことは出ないのかな? なんて想像をしていると、突然無音になる。

 もしもし?

 妹がそう言う。

 なにも答えてくれないよ。

 僕に向かってそう言う妹は、困惑の表情を浮かべている。

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