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ベイビーゾンビ  作者: 林広正
92/131

92、


 歩きながらおじさんの携帯電話を取り出してダイヤルする。って言っても、番号を探してボタンを押すだけだけれどね。

 最初に選んだのは、サックスが上手なギタリストだ。理由はない、その名前が一番上に表示されていたからだ。

 けれど、繋がらない。呼び鈴が鳴るばかりだ。

 位置情報を確認したけれど、あっちこっちに印が飛ぶ。きっと、違法な拒否をしているのだろう。

 仕方がなく次のボタンを押す。こっちもギタリストだ。綺麗なハーモニーを奏でるのが特徴だ。

 呼び出し音が歌っている。最近ではあまり流行っていないけれど、受け手側が相手によって曲を選ぶこともできる。

 その曲は、おじさんの曲ではないけれど、おじさんのライヴでは定番の古いロックンロールだ。僕も大好きで、思わず身体が動き出す。

 ずっと呼び出し音を聞いていたい気分になる。嫌な予感はいつだって当たる。こんなときにはいつだってすぐ、相手が反応を示す。すぐに出るくらいなら呼び出し音の設定なんてしないで欲しい。なかなか出られないから相手を飽きさせないように好みの音楽を流すのが本来の目的なんだと思う。

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