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ベイビーゾンビ  作者: 林広正
45/131

45、


 けれど、その日をいつにするかによっては大問題だ。おじさんを探しに行く前に充電器がないことに気が付かれてしまったら、全てが台無しだ。僕が盗んだことはきっとすぐにバレてしまう。家に泥棒が入らない限り、悪さをするのは僕と決まっている。実際には妹も悪さをするけれど、父親はまず僕を疑う。

 決行するその日に充電器を入手すればいい。そのために、どこにフル充電の充電器が把握する必要がある。僕は毎晩、父親と母親が寝た後に家中を彷徨い充電器のありかと状態をチェックしている。

 夜中にゾンビが彷徨うのは、常識だ。それが何故なのかは分からないけれど、もともと夜行性の哺乳類である人間の本能が疼くのかも知れない。

 母親も妹も夜中に彷徨う癖がある。けれど何故か、三人が揃うことはない。彷徨う時は、一人きり。一人きりの時間が欲しくて彷徨っているのかも知れないと感じることはある。実際に僕は、夜中に彷徨うことで心が落ち着いている。

 おじさんを探しに行くことは、妹にも内緒だった。妹が一緒だと、自由に動けないと感じている。一人でそそくさと歩いて探し出す。その方が楽だ。妹が一緒だと楽しいし心も落ち着くけれど、邪魔に感じることもあるだろう。

 携帯電話は必需品だけれど、居場所がバレてしまう。父親に居場所がバレると連れ帰されてしまう。おじさんを見つけるまでは、連れ戻されたくない。僕は携帯電話の設定をいじり、どうすれば居場所を確定されないようになるのかを研究した。

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