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ベイビーゾンビ  作者: 林広正
44/131

44、


 妹もおじさんが遊びに来ないことを寂しがっている。どうにかしなくちゃと、僕は考える。取り敢えずはまず、おじさんに会わないことにはなにも始まらない。ただじっと待つなんて僕にはできない。


 というわけで、僕はおじさんを探すことにした。携帯電話を駆使すれば、なんとかなると本気で感じている。そのためには、充電器を用意しないといけない。一週間分もあればじゅうぶんだと思う。充電器は父親が持っている。まずはそれを探さなければ度が始まらない。

 充電器は必需品で、家にはいくつもある。けれど、充電されていない充電器もある。フルに充電されている充電器を探さなければいけない。ただ探すだけでも難しい。父親に計画がバレたらお終いだ。僕が取ったことに気が付かれないようにするにはどうすればいいのかと考えたけれど、よくよく考えると、そんな心配に意味はなかった。僕がいなくなれば、流石にそれだけですぐに気がつくはず。一時間でも僕の姿が見えないなら、パニックになるだろう。充電器がなくなっても、それこそどうでもいいと思うかも知れない。

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