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君の魔法をたべたい、は。  作者: 偽ゴーストライター本人
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第六章

 被災地支援の機運は地震の直後からずっと高かった。日本国内だけでなく海外からもボランティアに訪れる人がいたし、外国からの支援も多かった。ある国では被災地に医療チームを派遣していたし、多額の義捐金を集めて寄付をする国もあった。もちろん日本国内でも募金活動や復興チャリティーなどは開催されていたし、被災地を元気づけるためのイベントも行われていた。

「夏祭りコンサートで会いたいって言ってるんだけど・・・どうする?」

 岳太の『女』友達がミランダに興味を持っているう話が出てから数日後、ラジオ体操に現れたミランダに岳太が訊ねた。

「向こうが勝手に希望しているだけだから、ミランダが嫌なら断るけど?」

「別に嫌じゃないわ」

 今日は比較的に目覚めの良いミランダが普通に返事をした。

「・・・っていうか、コンサートってなんなの?」

 二人の住む街では八月上旬に大規模な夏祭りが開催されている。本来なら三日間行われるはずの夏祭りだが、今年は地震の影響で一日だけしか行われないことになった。そのため前夜祭として行われるはずの花火大会も中止が決まっている。

「夏祭りで無料の野外コンサートをするんだってさ」

 岳太の話によると県内出身のミュージシャンやお笑い芸人、他にも地元に縁のあるアーティストなどが出演するらしい。会場は市内中心部にある大規模公園なので交通の便もよかった。

「へえ・・・そうなんだ」

「今年は夏祭りが小規模になったけど、ミランダも見ておいて損はないと思うよ。日本の祭りは初めてでしょ?」

「うん・・・行ったことない」

「女の子はお洒落して、浴衣を着てもいいわけだしさ」

「浴衣・・・持ってないけど・・・いいなあ」

 ミランダはそう考えると少し楽しくなってきた。いかにも日本の夏っぽいイベントに心が躍ってワクワクする。

「浴衣・・・父さんに言って買ってもらおうかな・・・お祭りっていつ?」

「明後日だけど、浴衣を着るなら早めに準備しないとね」

「そう・・・わかったわ」

 ミランダは決心すると早かった。

「あたし、そのカッコいい子に会ってみようかな」

 ミランダは指でOKサインを出した。

「じゃ、僕は向こうに連絡して、待ち合わせとか決めとくね」

 話はあっさりと決まった。

 ラジオ体操の音楽が流れてきたので二人はそこで話を止めた。

 今朝のミランダは、いつもより軽やかに体操をしていたかもしれない。

 

    ★

 

 その日、魔法騒動が世界に衝撃を与えた

 ついに魔法による重大案件が発生したのである。

 それは某国の外務大臣が日本を訪問したことに起因した。外務大臣は来日中のスケジュールに被災地訪問を予定していた。それ自体は感謝すべきことだったし、日本政府も被災地の行政もその訪問を歓迎した。しかしその頃、某国の日本大使館に一通の手紙が届いていた。某国の言語で書かれていたその手紙は非常にショッキングな内容が記されていた。そこには外務大臣の殺害が予告されていた。手紙には外大臣が被災地を訪問した際にテロ攻撃を実行することや、これが神の裁きであることを匂わせるような文章表現もあった。某国は国内問題として宗教対立や民族対立を抱えていたし、周辺国との対立もあった。国内外のテロ組織が活発化していることもあり、しばしば自爆テロが発生するような国でもあった。このテロ予告が某国内の事件ならば高い危機意識を持って臨むことができただろう。しかし今回のように日本国内でのテロ予告なると、どうしても対応が甘くならざるを得なかった。国内での武器調達の困難さからもテロ攻撃の可能性は低いと思われたし、日本で外国のようなテロ事件が発生するはずがないという思い込みもあった。過去には公共施設の爆破予告事件などもあったが、それが実行された例は皆無に等しかったし、そのほとんどが単なる愉快犯による犯行だった。

 しかし今回のテロ予告事件には今までにない特徴があった。送られてきた脅迫文には『魔法によるテロ攻撃』が予告されていたのである。脅迫文には重要なキーワードが含まれていて、外務大臣が『被災地』を訪れた際に『魔法』によってテロ攻撃を実行すると書かれていたのである。これが『東京』で『爆弾』テロの予告なら対処のしようがあった。爆弾テロならば爆発物を事前に探すこともできたし、都内には多数の防犯カメラが設置されていた。完璧な警備体制とはいかなくとも、テロを未然に防ぐための手段を講じることはできた。しかしこれが魔法によるテロ攻撃となると、もはや手の打ちようがないのが現実だった。そして今回、あえて魔法現象が発生した被災地を名指しすることで、テロのへ不安が大きく煽られることになった。常識的に考えれば数週間前に津波を食い止めた魔法が、今度はテロ事件に利用されることなどありえないと思われた。しかし誰が魔法を手にしているのかわからない現状では『魔法は本当に正しく使われるのか?』という疑念があるのも事実だった。魔法が再び世に姿を現した時、それが必ずしも正義である保証はないのである。そして魔法によるテロ攻撃が実行された場合、もはや誰もそれを止めることはできないのであった。

 この事件はニュースでも大々的に報道されたし、結果として某国外相は被災地への訪問を取りやめた。万が一の可能性を考えての判断だったという。もちろんテロ事件は発生していないし、某国外相の身に危険が及ぶような出来事も起きていない。現在でも脅迫状の内容が真実かどうかは不明のままだが、日本警察は全力でこの事件の捜査を続けている。

 そしてこの事件によって、魔法による犯罪が日本の法律で裁けるかどうかという問題も指摘されるようになった。今回は脅迫事件ということで罪に問えるだろうが、もしこれがネットの書き込みで『魔法を使って東京にテロ攻撃を実行します』ならどういうことになるのだろうか? これが一か月前の書き込みならイタズラ書きのひとつで終わるはずだった。しかし魔法が復活した今の状況中では、これが単なるイタズラでは済まされなくなるのだ。考えようによっては魔法も、銃火器や危険物と同様の取り締まり対象となりえたし、そうなると魔法に関する法整備の必要性も出てくるのであった。

 そしてこの事件はこれからの世界の軍事情勢にも大きな影響を与えることになるだろう。今回の脅迫事件によって世界は『魔法の恐るべき力』の使い方を目の当たりにしたのである。魔法は使い方次第では強力な抑止力になることが証明されてしまった。今回は公人に対する脅迫事件というレベルで終わったが、もしこれが国家に対して使用されたならば、核兵器並みの抑止力を持つ可能性があった。津波を完全に消し去った脅威的な破壊力は、むしろ核兵器やミサイルのように開発や配置の手間を考えても、または国際的な禁止ルールがない状況を考えても、非常に使い勝手の良い兵器といえた。何より魔法が未知の力であればあるほどに、人々を不安に駆りたてる危険な戦術カードとして力を発揮するのであった。

 

    ★


 夏祭り当日の朝、ラジオ体操の帰り道で岳太はミランダの言葉に首を傾げていた。

「え? ミランダ、浴衣着ないの?」

 前日にミランダから浴衣を買った話を聞いていたので、岳太はてっきりミランダが浴衣を着てコンサートに行くのだと思っていた。

「あたしだけが浴衣を着るっていうのも・・・なんとなく、ねえ・・・」

「そんなの気にしなくてもいいのになあ」

 岳太はもともと浴衣を持っていないし、岳太の友達も動きやすい恰好が好きなので浴衣を着るつもりはないという。

「ミランダは好きにお洒落をすればいいと思うよ?」

「う~ん・・・でも、まあ・・・今回は浴衣で行くのはやめとく」

 あくまでミランダ本人が決めることなので、それなら岳太が口出しをすることでもない。しかしそうなると逆に、自分たちが浴衣を着ないことに引け目を感じるのも確かだった。

 隣を歩くミランダを見ながら岳太は小さく嘆息していた。

 そして、それから数時間後。

 二人はお昼の少し前くらいのタイミングで市内中心部へと出かけた。

 二人の住む街はこの地域の中心都市でもあるので、本来なら夏休み期間は人で賑わうはずだった。しかし今年の夏は地震の影響もあってか、例年と比べるとだいぶ人出が減っていた。それでも夏の目玉イベントとあってか、復旧しつつある交通機関を利用して多くの人が夏祭りを訪れていた。

 夏祭りコンサートの開演は午後一時からなので、二人はその前に早めのランチをとることにした。

 会場近くのハンバーガー店に入って席に着くと、ミランダは少し残念そうに言った。

「意外と浴衣を着てる人が多かったな~・・・あたしも着てくればよかった」

 動きやすいようにジーンズにTシャツという、普段と変わり映えのしないミランダが言った。同じように短パンとTシャツの岳太は呆れたように言う。

「そりゃ、夏祭りなんだから浴衣の人も多いよ・・・今さらそんなことを言われても」

「それに思ったより人が多くて賑やかなのね・・・あたし、余計なこまで考えちゃったな」

 ミランダは自分だけが浴衣を着ていて、それで周囲から浮いてしまうのが不安だった。日本のお祭りに来るのが初めてだったので、その辺りのスタンダードがよくわかっていなかった。

「次に来る時は、絶対に浴衣にしよーっと・・・これで夏祭りのコツはつかんだわ」

「お祭りにコツなんてあるの? 人混みで人にぶつからないように歩く方法とか?」

「ん~・・・たぶん、あたしのメンタル的なものかな・・・っていうかアーケード街に人が集まりすぎじゃない?」

「そういうお祭りなんだってば・・・これでも例年よりは人が少ないはずだよ」

 とはいえ岳太も夏祭り期間にアーケード街を歩くのは数年ぶりだった。最後に夏祭りを訪れたのは大学病院に入院する前で、その時はまだ小学校の低学年だった。だから岳太も言うほど祭りに詳しいわけではない。

「あたしは初めて人に酔う感覚を知ったなー」

 通行人の多さに加えて、街中には色とりどりの吹き流しが飾られていて目が忙しかった。夏の暑さや祭りの熱気で頭もぼーっとしていたし、屋台から漂ってくる美味しそうな香りも魅力的だったし、それらの全てがミランダの感覚を麻痺させた。しかしミランダはそれが楽しかったし、その空気を満喫するためにも浴衣を着てくればよかったと思った。

「・・・ん?」

 と、急に岳太が食事の手を止めた。

「・・・電話だ」

 岳太が短パンのポケットからバイブで震える携帯を取り出した。ミランダはポテトをかじりながら「例の、友達かな?」と思った。三人はコンサートが始まる三十分前に、会場最寄りの地下鉄駅で待ち合わせをしていた。時間的には少し早かったが、今ここで合流してもいいのかもしれない。

 しかしミランダは電話をしている岳太を見て「あれ?」と不思議に思った。これから遊ぶ友達との電話にしては、聞こえてくる会話が変だった。岳太に気軽な会話をしている雰囲気はなく、どちらかというと真剣に相手の話を聞いている感じだ。もしかしたら別の人からの電話かもしれないな、なんてミランダは考えていた。

「・・・そう・・・そうだよね・・・母さん・・・心配だもんね」

 岳太の口から漏れてきた言葉にミランダはドキリとした。

「・・・うん、わかった・・・お大事に」

 そう言って岳太は電話を切った。そして心配そうな顔で自分を見ているミランダに気付いた。

「残念・・・彼女、今日はこれないってさ」

 ため息混じりに岳太が言った。それを聞いたミランダはますます不安なになった。

「お母さんがどうのこうのって言ってたけど・・・なにかあったの?」

 ミランダの耳には「母さん」と「お大事に」の言葉が強く残っていた。通話中の岳太が浮かない顔をしていたのもミランダには気がかりだった。

「ん? ・・・ああ、いや・・・別に大げさな話ではないんだけどね」

 そう言って岳太はミランダに事情を説明した。

 彼女は昨日の部活の途中で軽い日射病でダウンしたらしい。それでもしばらく休憩をしたら体調は戻ったし、彼女もいつものように一人で帰路についた。しかしその夜、部活の顧問の先生が彼女の自宅に電話をしたらしい。彼女は中学入学までは長期入院をしていたのだ。中学生になってからは皆と同じような生活をしていたし、部活動もバリバリの運動部だ。たまたま日射病でダウンしたのが初めてだったので、学校側も念のために自宅に連絡を入れたのだという。

「彼女は大丈夫だって言ってるんだけど、母親が凄く心配しているらしくてさ・・・」

 言いながら岳太も困った顔をしている。

「・・・周りの人がいい人ばかりで、彼女も優しい性格だから、彼女は自分自身に我儘になれないんだよね」

 いやはや困ったもんだよね、と岳太は寂しそうに笑った。

 ミランダはその話を聞いて切ない気持ちになった。

「そうなんだ・・・そんな事情があったのね」

 その子と会えないのは残念だったし、今の話を聞くとますます彼女と会ってみたくなった。ミランダには彼女の気持ちもわかるし、彼女の母親の気持ちもわかる。顧問の先生の立場もわかるし、岳太が言わんとしていることもわかる。ミランダは改めて様々な人が、様々な事情を抱えて生きているいるだなと思った。

「ま、僕なら気にしないで遊びに行くんだけどね」

 再び目の前のハンバーガーにかぶりついた岳太を見ながら、岳太は間違いなくそういうタイプだろうとミランダも思った。よそのマンションに無断侵入するような奴はろくな人間ではない。

「あたしだったら・・・やっぱりその子と同じことをするだろうな」

「だろうね」

「ん? ・・・ちょっと・・・今のはあたしのことを馬鹿にして・・・」

「気を遣いすぎなんじゃない?」

 ミランダが言い終えるよりも早く、岳太が次の句を継いでいた。

「僕にはそういう感覚がよくわからないんだけど、ミランダは他人の目とか、世間体とか、周囲とのバランスとか・・・そういうのを気にしすぎだよね?」

「そんなこと・・・」

 そんなことはないと言いかけたミランダだったが、まさに岳太が言う通りだったので反論できなかった。

「・・・は、あるかも」

「あれ? 珍しく素直に認めたね」

「うるさいわね・・・あたしだって色々と思うところがあるのよ」

 ミランダが夏祭りに浴衣を着てこなかっこともそうかもしれないし、岳太の友達が母親に心配をかけまいとしたこともそうかもしれないし、地震の後で世の中に自粛ムードが漂ったこともそうかもしれないし、地震後のミランダが楽しむことに罪悪感を覚えていることもそうかもしれない。

 大盛りセットメニューを完食した岳太がお腹をさすりながら言った。

「自分が相手に気を遣っているつもりでも、それが相手にとっては逆効果になることもあるんだ・・・気を遣われることで惨めな気持ちになったり、馬鹿にされたと感じて怒りだす人だっているんだよ?」

 岳太は大きく伸びをすると「トイレに行ってくるね~」と言って席から離れていった。

「なによ・・・えらそうに」

 そうつぶやきながらもミランダは食べ終えた二人分のトレイをテキパキと片付け始めた。

 そろそろコンサート会場に移動する頃合いだった。

 

    ★

 

 その日は雷注意報が出ていた。

『夕方、ところにより雨が降り、一時的に雷雨になるかもしれません』

 その天気予報は悪い方向に外れてしまった。

 公園で野外コンサートが始まってから数十分後、周囲は突然の豪雨に襲われた。急に薄暗くなった地上では雷が鳴り響き、コンサートは中断されることになった。午後六時まで行われる予定のコンサートは、開演三十分もしないうちに大幅なプログラムの変更を余儀なくされた。観客は突然の豪雨にとまどいながらも、近くのアーケード街や地下鉄駅などに避難した。その中には傘をさしながらコンサートの再開を待ち続ける猛者もいたが、石畳の地面を大量の雨水が流れるようになったり、イベントスタッフの再三の注意もあったりして公園から避難していった。

 このゲリラ豪雨にはコンサートを見に来た観客も、出演するアーティストも、主催者側のスタッフも迷惑していた。おそらく今夜の天気予報ではこのように解説されるだろう。

『予想以上に気温が上昇した影響で、大気の状態が非常に不安定になりました』

 夏のゲリラ豪雨の際に使われる決まり文句だが、この時点までならその解説で充分だったかもしれない。

 しかしそれから間もなく再び天候は急変した。突然に降りだした真夏のゲリラ豪雨は、始まった時よりも突然に終わりを告げた。コンサート会場の上空には青空と太陽が戻ってきた。土砂降りになってから十分も経たないうちに、雷雲はどこかに消えていた。一時間は降り続くだろうと覚悟していたイベントスタッフは喜びを隠せなかったという。真夏の陽射しが戻ってきた公園には再び観客が集まり始めていたし、出演者も舞台裏で再開の準備を進めていた。

 そこで彼らは気付いた。

 近くで雷鳴が轟いラ。

 直前に稲妻を見た者も多かった。

 まだ雷雨は去っていなかったのだ。

 コンサート会場となっている公園の周辺、ほんの数百メートルの範囲だけが晴天の空だった。遠くのビルは雨で霞んで見えなかったし、他の市内中心部では引き続き雷鳴が鳴り響いていた。公園の周囲とそれ以外の場所ではまるで別世界だった。公園にいる人々もその異変に気付いて騒ぎ始めていたし、自分の頭上だけが晴れていることに驚きを隠せない者もいた。晴れと雨との天気の境目を見つけて空を指差す者もいたし、携帯電話で写真や動画を撮影する者もいた。その不思議な空模様はSNSにもアップされ始め、次第に日本中に拡散されていった。

 その異変に気付いた人間は当然、土砂降りの雨の中にも存在した。付近の道路を走っていたドライバーは、ほんの数百メートルだけの晴天の道路に驚いていたし、公園から少し離れた場所では、公園の方向だけが明るいことを不思議がる者も多かった。もしこれが夜だったらナイターかもしれないと思えただろうが、まだ昼を過ぎたばかりなのでまるで訳がわからなかった。

 その日の午後、この街では不可解な現象が起きていた。土砂降りの雨の中にいた人々は公園だけが太陽に照らされていることに驚いていた。公園にいた人々は周囲で土砂降りの雷雨が続いていることに驚いていた。そして公園には青空からの陽光が降り注いでいて、それが自然のスポットライトのようにも見えた。そこだけに差し込む天からの光は幻想的な光景でもあり、まるで天国から天使が舞い降りてくる場面にも見えたという。その光景は多くの人々に目撃されることになり、また数多くの写真や動画に残されることになった。

 これはすぐに『新たなる奇跡の瞬間』と呼ばれるようになり、その日のうちに世界中で話題になった。

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