83 メラニーの呪いを解いてみた
「一緒にイこうね」
「やああぁああ~~んん!」
身体を仰け反らせてメラニーが絶頂を極めた。
メラニーの身体から力が抜けてメラニーが荒い息を吐き出す。
「はぁ、はぁ、あぁ…」
俺はメラニーの火照って赤い顔を見た。
メラニーの瞳は青銀色ではなく青い瞳になっている。
良かった! メラニーの呪いが解けたんだね。
「メラニー。瞳が青くなっているよ。呪いが解けたみたい」
「はぁ、はぁ、ほ、本当に…?」
「うん。だから少しメラニーは休んだ方がいいよ」
俺がメラニーの頬にチュッと口づけをするとメラニーは安心したように目を瞑った。
そしてメラニーの寝息が聞こえてくる。
その様子を確認して俺は部屋にあった水と布を使ってメラニーの身体を清めてあげた。
「ゆっくり休んでね。メラニー」
俺は身なりを整えてから部屋を出る。
メラニーの呪いが解けたことを法王様に報告しなきゃね。
きっと心配してるだろうし。
メラニーとヤル前に法王は自分の部屋は隣りだと言っていたので隣りにある部屋の扉を俺はノックした。
「どうぞ。お入りなさい」
法王の声が聞こえたので俺は扉を開けて部屋に入る。
そこは白い色を基調にした豪華な部屋だった。
「これはハリーさんでしたか」
「はい。法王様、メラニーの呪いが解けたようです。俺を受け入れた後にメラニーの瞳は青くなっていました」
「そうですか。ありがとうございました、ハリーさん」
法王はソファから立ち上がり俺に頭を下げた。
「いえ、どうか頭を上げてください。法王様、これでメラニーは死んだりしないですよね?」
俺が確認を込めて言うと頭を上げた法王はニコリと笑みを浮かべる。
「はい。もう大丈夫です。どうぞソファに座ってください」
「あ、はい」
法王に勧められるままに俺はソファに座った。
向かい側のソファに法王も座る。
とりあえずメラニーの命が助かって良かったな。
俺もメラニーとヤレて気持ち良かったし。
「ところでハリーさん。メラニーの命を救ってくれたお礼をしたいのですが何か欲しい物や願うことはありますか?」
「え? 別にお礼はいらないですよ」
「そうはいきません。どうか望むものを何でも言ってください。私はこれでもこの国を治める者ですのでたいがいの物はご用意できますから」
う~ん、望むモノって言ってもなあ。
俺の望むことは女とヤリまくることだし…
セルシオへのお守りは自分が稼いだお金で買わないと意味がないし…
そこで俺はあることを思い付いた。
「法王様。法王様は中央大陸のジルヴァニカ帝国をご存じですか?」
「ええ、もちろんです。この国と直接的な関係を結んでいるわけではないですが中央大陸で最大の帝国のことを知らぬ統治者はいないでしょう」
「それならそのジルヴァニカ帝国と交易をしませんか?」
「交易?」
法王は俺の言葉に驚いたようだ。
俺が考えたのはセラフ法王国とジルヴァニカ帝国の交易を結びその功績をセルシオの功績とすることだ。
セルシオがジルヴァニカ帝国を繁栄させれば国民はセルシオを「賢帝」と認めてくれるに違いない。
セルシオが「賢帝」として立派な皇帝になればローゼン将軍やラッセンド宰相だって無理やり俺を皇帝に戻すことはなくなるだろう。
そうすれば俺は自由気ままに欲望のまま気の向くまま女とヤリまくる人生が送れるもんね。
「それは確かにセラフ法王国としてもありがたい話ではありますが。なぜハリーさんは我が国とジルヴァニカ帝国の交易を願うのですか? あなたは何者ですか?」
えっと、俺がジルヴァニカ帝国の元皇帝とは言えないよね。
俺は皇帝を辞めたつもりだけど表向きはラッセンド宰相たちは俺を病気療養中扱いにしてるから現役の皇帝が他国に勝手に入国してたら騒ぎになるもんね。
でも平民が国同士の交易を望んでもそれが実現することは難しいのが現実だし。
法王様が納得する理由を考えないとだよね。
国の統治者が一人の平民の願いだけを聞いて政治をすることは普通はありえない。
なんとか俺の正体をバラさずにセラフ法王国との交易を結びたい。
「実は俺はジルヴァニカ帝国の皇帝陛下と知り合いなんです」
「え? 皇帝陛下の知り合いの方だったのですか?」




