76 女神様に会ってみた
俺は驚いて目を開いた。
泉の横にはすごく綺麗な女の人が立っている。
髪は輝くような白い髪で腰の部分まである長髪。
その瞳もキラキラと輝く白銀色だった。
白い服を着ているが胸やお尻も大きい魅力的な女だ。
年齢は20代半ばくらいに見える。
うわあ! こんな綺麗な女の人を見たのは初めてだな!
「でも瞳は黒いのね。契約の色じゃないのが残念ね」
その女は俺の顔をジッと見ながら呟いた。
黒い瞳って俺のことだよね?
契約の色じゃないってどういう意味だろう。
「まあ、いいわ。たとえ他の者の加護を受けていた者でもちょっとつまみ食いするぐらいいいわよね」
女は一人で頷いて納得している。
「ねえ、あなたの名前は?」
「え? 俺はハリーですけど。あなたは?」
「私の名前は普通の人には教えられないの。でも呼び名がないと不便ならセラって呼んでちょうだい」
「セラさんですか」
「ハリーはどこから来たの? この国の人間ではないようね」
「あ、はい。俺はジルヴァニカ帝国から来ました」
俺は素直に答える。
「ジルヴァニカ帝国の人間ならセラフ信教の信徒ではないわよね。なのに聖なる泉で身を清めて何を願うつもりなの?」
「えっと…身を清めてお祈りすればお守りが買えるって聞いたので」
「お守り?そういえばそうだったわね。あんな人間が作った物に私の加護なんてないけど…。いいわ、ハリーが私を満足させてくれるなら特別にハリーが買うお守りに私の加護をつけてあげるわよ」
え? セラさんの加護をつけるってどういう意味だろ?
「セラさんの加護って何ですか?」
「あら、ハリーって意外と鈍いのね。私の加護って言ったらセラフ神の加護よ。だって私はセラフ神と人間が呼ぶ女神だもの」
「え!? セラさんが女神様!?」
俺は驚いて入っていた泉から立ち上がった。
当然、全裸の俺の姿がセラさんに晒される。
セラさんは俺の裸を見てチロリと自分の唇を舌で舐めた。
「顔だけじゃなくてハリーは身体の全てが美しくて私を魅了するのね。特にハリーのモノはおいしそうだわ」
「え? あ、裸ですみません、女神様」
「私のことは女神様じゃなくてセラって呼んで、ハリー」
「え? いいんですか?」
「あなたには特別に許してあげるわ」
そう言ってセラは俺が入っている泉の中に来て俺の前に立った。
その瞬間、セラの身体が輝いてセラが着ていた白い服が消えてセラも全裸になる。
透き通るような白い美しい肌に大きな胸にくびれた腰、そして大きなお尻。
セラの裸を見ただけで俺の欲望はムクムクと元気になる。
「ふふふ、私好みだわ。さあ、私の加護が欲しかったら私を満足させなさい」
う~ん、セラフ神って清純な印象の神様だったけど本当は男好きなのかな。
でもセラの加護を受けたお守りをセルシオにあげられたらセルシオもきっと立派な皇帝になれるよね。
それに俺も女神様とヤッてみたいし!
でも一応ちゃんと確認しておこうかな。
「あの…セラさんを満足させたら本当にセラさんの加護をもらえるんですか?」
「意外とハリーって疑り深いわね。神が一度約束したことを破るわけないじゃない。ジルヴァニカの神は約束を破る神なの?」
う~ん、ジルヴァニカ帝国は宗教は禁止だから皇帝が神様みたいなものなんだよね。
確かに皇帝である俺は一度約束をしたことを破ったことはないなあ。
一度でも約束を破れば皇帝の俺だけでなくジルヴァニカ帝国自体が信用できない国だと思われてしまうので俺はいつも自分の発言には気をつけていた。
約束したことは守ったし確約できないことはそもそも約束しない。
「いえ、ジルヴァニカ帝国は皇帝が神様みたいなものでしたが俺が皇帝の時は約束したことは破りませんでした」
「あら、ハリーは皇帝だったのね」
あ! いけない! つい皇帝だったこと言っちゃった!
でも女神様は人間じゃないから大丈夫かな。
「すみません、セラ。他の人には俺が皇帝だってこと秘密にしてくれませんか?」
「別にかまわないわよ。そもそも私は法王以外の前に姿を現すことは普通はないしね」
「え? じゃあ、なんで俺の前に現れたんですか?」
「そりゃあ、ハリーみたいな美しい男はそうはいないもの。私は面食いなの」
そういえば俺ってジルヴァニカ帝国では「神をも魅了する美貌」って言われてたんだよなあ。
自分ではよく分からないけど。
「でもね。男は美しいだけじゃやっぱりダメなのよ。あっちも強い男じゃないと! だからハリーのをいただくわ」
「え?」
セラは俺に近付いて俺の前に跪いた。
そして手で俺に奉仕を始める。
う! 気持ちいい!!
俺はすごい快感に襲われた。




