18 ミザリーナの婚約者に手紙を送ってみた
俺は男を受け入れるのが初めてのルーズを優しく抱いてあげる。
恥ずかしながらもルーズは俺を受け入れてくれた。
処女のルーズの身体は俺にも快感を与えてくれて俺もとても興奮した。
行為が終わって俺はルーズと一緒にベッドに横になる。
「とても気持ち良かったよ。ありがとう、ルーズ」
チュッとルーズの額に口づけを落とす。
「ハァ、ハァ、私もハリーとシて……うれしい……」
ルーズは潤んだ瞳で俺を見つめる。
その火照った顔はすっかり大人の女の顔をしていた。
「少し休んだ方がいいよ。ルーズ」
「うん……」
ルーズは瞳を閉じて眠ってしまう。
俺はそっとベッドを抜け出してルーズを起こさないようにしながらルーズの身体を清めてあげる。
すやすやと眠るルーズの顔を見ながら俺は思う。
やっぱり処女の味はいいな。
でも新鮮な実もおいしいけど熟した実もおいしいし。
女とヤルってなんでこんなに楽しいんだろう。
皇帝なんかの人生より女とヤル人生こそが最高だ!
その後、俺も仮眠を取った。
「はい!パイができたわよ」
ルーズは目覚めてから俺に青い木の実のパイを作ってくれた。
俺はそのパイを食べてみる。
「うん!とってもおいしいよ」
「良かった。たくさん食べてね」
「うん。でもこっちの味も好き♡」
俺はそう言ってルーズの唇にチュッと口づけをした。
ルーズの顔が赤く染まる。
「もう、早く食べて。ハリーは今日中に町まで行くんでしょ?」
「ああ、そうだね。今から行けば夜には町に着けるんでしょ?」
「そうね。ここから一番近い町はハールデンの町よ」
「じゃあ、そこまで行ってみるよ」
俺はルーズの作ったパイを食べると旅支度を整えた。
ルーズが俺を見送ってくれる。
「気を付けて旅をしてね。ハリー。今日のことは忘れないわ」
「ありがとう、ルーズ。俺もルーズのことは忘れないよ。ルーズも元気でね」
最後にもう一度ルーズに口づけをして俺はハールデンの町を目指して歩いて行った。
しばらく歩くと道幅が広い道に出た。
さらに歩くとその先には比較的大きな町があった。
ここがハールデンの町か。
けっこう大きな町だな。
ここなら送便屋がありそうだな。
送便屋というのはこの世界で平民が遠くにいる者に手紙を送る時に使う商会のことだ。
お金はかかるがこの送便屋に手紙を送ってもらうように依頼すると相手先が他国でも手紙を送ってくれる。
各国の比較的大きな町にはだいたいこの送便屋のお店がある。
皇帝や貴族などは手紙のやり取りに自分の使用人や早馬などで送ったりするが普通の平民はそんなことはできないからこの送便屋を使うのだ。
俺がなぜ送便屋を探しているかというとバラバの町で出会ったミザリーナの婚約者のアルフレッドにミザリーナの姦通の証拠を伝えるためだ。
ミザリーナにはアルフレッドに姦通していることを伝えると約束した。
皇帝たるもの一度約束をしたことを破るわけにはいかない。
自分の発言に責任を持ってこそ人の上に立つ皇帝でいられるのだ。
あ、今は俺は皇帝じゃないけど。
でも平民だって約束したことは守らないとね。
俺は送便屋を見つけてアルフレッド・ガードック宛に手紙を出した。
住所が分からなくても「ジルヴァニカ帝国内ガードック伯爵家」宛にすれば送便屋が対応してくれる。
ちなみにお金を増額すれば「速便」といっていち早く相手に手紙を送ってくれるものもあるが今回は速便でなくてもいいだろう。
速便は大陸が違っても独自の方法で送付するのでかなり早く手紙を送れるらしい。
ミザリーナのお尻のほくろなどの特徴も書いたからこれで姦通の証拠は完璧だ。
もうミザリーナが伯爵夫人になることはない。
よし、もう夕方だから宿を探そうかな。
俺は今夜の宿を探して町を歩く。




