15 ミザリーナに姦通の証拠をつけてみた
「ねえ、ミザリーナ。俺は後ろからヤルのが好きだから身体をうつ伏せにするよ」
「ええ、いいわよん」
俺はミザリーナうつ伏せにひっくり返して背中側に覆い被さる。
そしてミザリーナの首筋に口づけをして強く吸い上げ赤く痕をつける。ミザリーナは自分の首筋に口づけの痕跡がついたとは気付いてないようだ。
ミザリーナはアルフレッドのパーティーに行くようだからドレスアップした時に後ろから見れば口づけの痕跡が見えるだろう。
これは姦通の証拠になる。
俺がミザリーナの服を脱がせるとお尻には三角形のほくろがあった。
場所が場所だけにミザリーナは自分のお尻にこんなほくろがあるとは思っていないのかもしれない。
これは決定的証拠になるな。
このお尻のほくろのことをアルフレッドに伝えればミザリーナは言い逃れはできないはずだ。
姦通の証拠を残しながら俺はミザリーナの身体を何回も抱いた。
するとミザリーナが音をあげる。
「ハァ、ハァ、ハァ、もうらめ……」
「何言ってるのさ、ミザリーナ。俺はミザリーナの秘密の恋人なんでしょ? 俺を恋人にしたら毎日こうやって抱いてあげるからね。アルフレッドに嫁ぐ前に俺と子供作ろうよ」
「しょれはいや……らめ……こいびと…ならな……くてひい………」
消え入りそうな声でミザリーナは呟いた。
「え? 俺は恋人にならなくていいの?」
「……ひゃい……ならない……」
「そうか。残念だけどミザリーナがそう言うなら仕方ないなあ。俺との子供ができたらミザリーナは喜ぶかと思ったのに」
「わたひ……ひゃくしゃくひゅじん……なる……から」
「そうだね。ミザリーナは伯爵夫人になるんだもんね。俺の子供はいらないよね。残念だなあ」
すると部屋の扉を叩く音が聞こえた。
「お嬢様! 馬車屋に確認しましたが故障部分の部品を取り寄せるためにどうしても馬車が直るには明日の午前中になるそうです! すみません!」
さっきのミザリーナの従者の声が聞こえる。
俺はミザリーナに囁く。
「今、婚約者以外の男に抱かれている姿を見せて困るのはミザリーナだよね? 従者を追い返した方がいいよ」
ミザリーナ僅かに頷いた。
「わ、分かったわ。私はもう休むから」
「はい! 承知しました」
扉の向こうにいた従者はそう返事して部屋から遠ざかって行った。
「良かったね、ミザリーナ。これで明日の朝までずっと二人で抱き合えるよ。俺も明日には旅立つからそれまでたっぷり抱いてあげるね」
再び部屋の中にミザリーナの啼く声が響いた。
明け方近くになり俺はようやくミザリーナを抱くのをやめた。
ミザリーナは気を失ってしまったようだ。
う~ん、女と仲良くヤルのもいいけどこうやって少し強引にヤルのもいいなあ。
これもクセになっちゃいそう。
でもこれはミザリーナへの指導なんだから仕方ないよね。
俺は身支度を整える。
従者が来る前にこの部屋を出た方がいいだろう。
「ミザリーナ。もう会うことはないと思うけど姦通の証拠はアルフレッドに伝えておいてあげるから。伯爵夫人になれなくて残念だったね」
意識のないミザリーナにそう伝えてみるがミザリーナは起きない。
まあ、いいか。
これでミザリーナが伯爵夫人になることはないからセルシオの治世に影響はないだろうし。
俺はそっと宿を出て歩き出した。
いろんな女とヤレて楽しいな。
やっぱり皇帝を辞めて正解だった。でも俺ってこれだけヤッても性欲が衰えないなんて自分でも驚きだな。
今まで我慢してた分が溜まってるのかなあ。我慢は身体に悪いよね。
よし! もっともっと女とヤルぞう!
ルンルン気分で俺はバラバの町を後にした。




