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天気

作者: 美月つみき

優しくして、大切にして。

心が弱り涙が零れる。


愛する人々にこの想いは届かなくて、

大粒の涙を流し、もうやめてと首を振る。


私が泣き止むころには、

人々は困った表情で後片付けをする。

愛する人々をまた傷つけてしまったと後悔する。


きっとわかってくれる。

そんな想いは踏みにじられて、

体は抉られて汚されていく。


届かない想いは怒りに変わる。

やめてくれないのなら壊してしまえ。

傷つけてくるのなら傷つけてやる。

その想いは胸が焼けるように熱く苦しい。


だが怒りはいつまでも続かずに、

もう無理だと呟いた。

信じていたのに。

愛していたのに。

心は凍りつき、体もボロボロだ。

ゆっくり休もう、この氷が溶けるまで。

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