鬼の殻~ない世界~
、、、僕はいつも通りに朝ご飯を食べる、、、ふとテレビを見ているとこんなものが流れてきた。
「〇〇選手、優勝です!」
(またこの感じか、、バカだな、、こいつら)
「○○選手、今の気持ちを言ってください」
「やっぱりここまで育ててくれた親たちに感謝です。」
(皆同じことしか言わないな、、”まるで糸で操られている”みたいに、、、)
僕はテレビを消した、、、そして外に出た、学校には、、たくさんの”オブジェクト”がいた、、
「お!来たか、実は面白いゲームがあるんだ昼休み遊ばない?」
少し迷った、、僕は”気軽にOK”と言った、、、、
第一章~マネキン~
「うわ、、なにこれ!」
俺は謎のものに引っ張られていた、周りを見たら似たような感じの人が9人いた。
「放せ、、この野郎」
このような声が聞てきていた、、、足が何かに触れた、、地面だ!と同時に引っ張られてる感覚がなくなった、どうやらここが目的地なようだ。
「、、、?あれ?」
周りも気付いたようだ、”この変な街中に”
「ここって、、東京ですか?」
1人の女が言った言葉で気付いた、確かに東京だ、、、人が俺らしかいない以外。
皆が困惑している中あからさまにこの世のものではないような人が出てきた、、マネキンだ。
「来ましたか、、始めましょう」
?
皆そんな表情だった。
第二章~違う世界~
~別視点~
「”今回”は皆さんにとあるゲームをやってもらいます」
(今回?)
「皆さんも知っているでしょう、、鬼ごっこです」
(金持ちの悪い趣味か?、、いやそれにしては手が込みすぎている、第一あのマネキンはなんだ?なぜあのマネキンから声がするんだ?ボイスレコーダーか?それともメイクか?)
そんな事を考えている時一人の男が聞いてきた。
「これはなんだ?お前は誰に指示された?」
(いい質問だ、これで奴の正体がわかるかもしれない)
こんな感じの小説お決まりの言葉が出てきた、、、、?
「、、、明かせないです」
(やはり、、無理か、だが恐らく上からの指示だな)
「そんな事よりも、この鬼ごっこのルールを説明します」
「まず鬼と逃げる側に分かれます、鬼の人数は分かりませんし鬼も分かりません」
(かなり違うな、、)
「逃げる側はヒントを取ることができます、ヒントは鬼に関する事です」
俺はとあることに気付いた。
「そして生き残っている逃げる側全員で、同時にここにあるボタンを押せばクリアです」
「最後に、ある程度近くにいないと話せません、これでルール説明をおわ、、」
「すいません」
声のする方には女がいた。
「はい?なんでしょう」
「ある程度はどれぐらいでしょう?」
本当にいい質問だ。
「そうですね、、大体半径15メートルあたりです」
「あと、鬼の情報をもっといって、、」
「では、この後一分間の猶予を与えます、その後に陣営が分かれます」
「あ、あのさっきの、、」
「それでは、、、スタートです」
一斉に散らばりだした、、、死なないために、俺も散らばった。
(分かったことがいろいろあった、、どうやらただの鬼ごっこではないようだ、、いや”鬼”か)
俺は建物に隠れて作戦を考えることにした。
ここで、謎の放送が流れた。
「一分経ちました、鬼ごっこ、スタートです」
(なるほど、、、ここは俺らの住んでいた場所とは”違うようだ”)
第三章~外野からの伝言~
自分は逃走者だった
(始まったか、、どうするか、、、足には割と自信があるが、、)
考えているうちに一人が通った。
(確か半径15メーター内だよな、、)
俺は聞こえるか実験してみた
「俺の声聞こえますか?」
男はすぐさまこっちに向いた、若干驚いていた
「はい、聞こえますよ」
(ほんとに聞こえた、、なるほど)
「逃走者でしたか?」
「はい、そうですが」
一瞬の間があった、
(どっちだろうか、、とりあえず試してみるか)
「一緒にヒント探します?」
「いいですよ」
男は軽く承諾した
「怖いので後ろでもいいですか?」
「はい、もちろん」
こっちもだ
「何か知っていますか?」
意味ありげに言ってみた、、
「え!」
(やはり、、か)
「待ってください」
そう言うと男は不思議そうに問いかけた
「どうしたんですか?」
~その頃~
(あ~くそっ、全然人やヒントが見つからない、、)
自分がそう考えていた矢先、、、人がいた、その人はかなり用心深いようだった、まだ話せる距離ではなかったため詳しくは分からなかったが、、あからさまに警戒していた
(しょうがない、、ヒントを見つけるか、、、)
自分はヒントを探すついでに”いい場所”がないか探した
2分ぐらいが経った気がした、とりあえず今分かった事は”壁”があった、高層ビルなどの入り口は大体壁があって入れないしマンホールなども無理だった、、どうやらかなり厳しいようだ、、、、光る、、、紙?のようなものが浅草と思われる中心にあった、自分はゲーム側が用意したものだとすぐに気付いた、すぐにそれを取った、、、ヒントだった
~鬼は2人~
ヒントにはこう書かれていた
「なるほど、、、鬼は二人か、、結構楽みたいだ、、よし」
自分はある作戦を行うことにした
第4章~意外な結果~
自分はヒントを持ちながら
周りを見渡してみた、、、いた”獲物だ”自分は持っていたヒントを見せた、、獲物は顔が明るくなっていた、自分は近づいていった
(多分もうできるかな)
「ヒント見つけました!」
獲物は喜びでこちらに向かっていった、完全に食いついていた、簡単だ、、
「本当ですか、どんなヒントですか?」
「”鬼は2人いる”でした」
「そうですか、、」
獲物は声を小さくしていた
(もしや、、当たりを引いたか?)
念のため優しく声をかける
「どうしました?」
「、、、言います、、自分、、」
~少し前~
「そうですか、、やっぱり当たっていた」
俺の思った通りに進んでる、、まるで”ここの”主人公みたいに
「はい、それで恐らく鬼しか知らない事で逃走者の中にいます」
マネキンの説明の合点が付いた、、”あの虫食いが”
「どうします?ヒント探す必要無くなりましたし、、、仲間増やします?」
「そうですね、増やせば増やすほど信用度は増すと思いますし」
「じゃあ行きましょう」
”この時、、脱落者が出ていた、、”
第5章~殺人”鬼”~
(さて、、この後は流石に人と接触しとくか)
俺は歩きながら考えていた、、、そうだ!俺は走り出した
「鬼が来ています」
大声でずっと叫んだ、、30秒ぐらいだろうか、反応があった
「ほんとですか?」
やっと来てくれた、よし!
「はい、急いでこのままあそこのビルに行きましょう」
「分かりました」
いい作戦だ、2人はそのままビルに逃げた、、”謎”から逃げて、見てみたら少年だった
「どうします?共行動してヒントでも探します?」
チャンスだ
「あ、俺持ってますよ」
信用度を高められる
「どんな内容ですか?」
「どうぞ」
そう言って俺はヒントを渡した
「なるほど、、そういえば自分が前に会った人って会ってます?」
痛い所を突かれた、、さっき会った人だ、どう誤魔化すか、、
「さぁ?見てませんけど」
安直な選択をした
「そうですか、、、まぁいいか」
(興味が離れようとしている今、ヒントの話で逸らすか)
「ヒント見つけながら他の人捜します?」
「それがいいですね、そうしましょう!」
逸らすことに成功した、、この少年を利用しよう、ビルから出た時にちょうどいい時に2人組が来た
「あ、ちょうどいい時に!一緒に行動しませんか?」
1人がそう言った瞬間少年が聞いた
「あなた達もしかして鬼じゃないですか?」
俺は気付いた、そうだ来た方向からこの少年的にこの2人が追いかけていたと考えるからだ
「確かに、、逃げましょう」
この二人を怪しませ、俺の信用度を高めるチャンスだ、俺は少年の手を掴んで逃げた
~少年視点~
僕は一つ”布石”を残して逃げた
「あの二人かもしれませんね鬼」
、、、分かりやすい、バレない様にわざとらしく
「でもそしたらなぜタッチしないんでしょう?」
「確かに、でもあのマネキンもそこら辺は言ってませんでしたよね、あからさまに」
「そこに何かありそうですね」
(まぁ謎は大体わかった”すぐ終わる”)
と、途端に明かりがついた
「いきなり、、明るくなりましたね」
(電気はつくのか?だとしたら、、、)
「俺行ってきていいですか?電気の謎を突き止めたいので」
僕は一つ面白いことを思いついた
「いいですよ」
~別の逃走者視点~
「さて、、鬼もヒントも見つけてないが、、」
俺はあることが頭に入った
(電気つくのか?これ)
試しに近くのビルに入っていった
(ブレイカー、、、あったレバーは、、下がってる)
俺はブレイカーを上げた、、”電気がついた”
(よし、これで)
その瞬間階段から音がした
(鬼か?)
若干警戒した、、人が降りてきた
「電気ってあなたが明るくしましたか?」
「はい」
「ここの上に人がいるので一緒に行動しませんか?」
(ほんとにいるのかな)
ふと、、周りを見渡していたがとある物が気になった、
(もし本当にいるのなら、、部の悪い賭けだが、、)
「分かりました」
俺は男の言う事を信じた、、”上に人がいるなら”
階段で上がろうとした瞬間、、周りが暗くなった、、理解した
(あとは任せたよ、、”見てくれよ”この事を)
【フッ】
(、、?なんだ、、まぁもう”消されるからな”考えなくていいか)
~あれから1分後~
第六章~画面の中の人形~
俺たちは次の策を考えていた
「どうやってあの少年を助け出しましょうか?」
「この紙に書いて、、」
そう言いかけた瞬間3人組が見えた
「あの3人と合流します?」
「いいですね」
俺たちはあの3人組のもとに走って向かった、、向こうがこっちを見た瞬間、、逃げだした
(なんでだ?)
その時俺に2択の候補が上がった
「これ多分追いかけても出来ないと思います」
明らかに驚いていたが少し納得したようだ
「なんでですか?」
「恐らくヒントで分かったか”あの人が”言いふらしたかです」
「なるほど、、、多分ヒントだとは思いますけど」
「困ったな、会話ができる距離なんて近づけれないと思うしな」
「そうだ!」
何かを思いついたようだった
「ペンを探しましょう!」
~3人組視点~
「あの二人が多分鬼ですよね」
「はい、”鬼”と一緒にいるので」
私達はひたすらにヒントを集めた、結果3つのヒントを見つけた
”鬼は視界が広い、それに視力が常人の3倍だ、警戒せよ”
”1人目の鬼は (写真) だ”
”鬼、は急に消してくる、諦めろ”
「写真と合ってるので鬼2人は確定ですが、、人数が分からないので何とも、、」
「そこのヒントもあると思いますよ」
「まぁ確かに、、ここからは合流を優先しませんか?逃走者全員でボタンを押さないといけないし」
「賛成です」
会話していたらあの2人組が来ていた、、が様子が変だった
「あの2人何かしていますね」
「罠かもしれませんし十分警戒したほうがいいですね」
「、、?紙みたいなものを置きましたね」
「ヒントかもしれませんが、、もしかしたら壁などに人が隠れていて襲うかもしれませんよ」
「そうですが、、3人は多いような気もしますが、、」
「待ってください、何かあの紙を折ってませんか?」
「確かに、、ん?あれこっちに飛んできて、、」
「紙飛行機だ!」
紙飛行機が飛んできた、、、いやヒントだ
「ヒントを折ったみたいですが、、見ます?」
(何かを伝えたいのかな)
「見ましょう」
「見てみたらその内容は」
”鬼は二人いる”
ヒントはそう書いてあったが、、
「裏面にも何かいてないですか?」
ヒントをめくってみた
”僕について言っている人が【殺人鬼】です。”
”これは別の人が書いたものです。本題は確かにさっきの人は【鬼】です、実際に自分はタッチされていません。そして上に書いてある通りに【殺人鬼】と言う人が一人逃走者の中にいます【鬼】は危害を加えません、逆に手伝ってくれます。これを信じるかはあなた達に任せます”
「、、、、困りましたね、、情報が増えた」
「そうですね、、、でもこの紙自体はヒントなのでヒントを見つけたと言う事実はあります」
その時、
「僕の布石がこんな役に立つとは」
振り向いたら少年がいた
「あなたがこの上の文章を書いたんですか?」
「はい、自分が書きました」
「あなたはあの2人を信用しているんですか?」
「そうですね、僕視点”殺人鬼”は確定しているので」
「?、、証拠とかがあるんですか?」
「はい、見ます?」
そう言うとノートパソコンを取り出した
「これ、、どこで取ったんですか?」
「ビルにあったので」
そう言いながら映像を見せてくれた
「、、、これは、、」
~、、、”鬼”視点~
(どこ行ったんだ?あの少年)
急にいなくなっていたのだ、、、、?、皆が集まっていた
(なるほど、、騙されていたのは俺か)
「やぁやぁ皆さん、、”お揃いで”、、始めましょうか”鬼ごっこを”」
第7章~終幕~
集まっていた、、”殺人鬼以外”
「押しに行きましょう来る前、、」
後ろぐらいで音がした、、”来たようだ”
(まぁそんな旨い話で終わらせてくれないよな)
「一直線で逃げましょう」
一斉に逃げた
「このまま直行でボタンを押しに行きましょう」
(、、、そうだ)
俺は書くのに使ったペンを取り出しバネを使い奴の顔に当てた
(よし)
「そうか、皆さん何か道具を持っていたら教えてください」
「僕ノートパソコンを持ってます」
(ノートパソコンを使う足止め、、、パソコンを投げるか?いや重くて避けられそうだ)
「貸してください、いい使い方があります」
「何か方法があるんですね」
パソコンを渡していた
「皆さん、自分が合図をしたら耳を塞いでください」
(塞ぐ?、、あ!)
鬼との距離が20M近くになった時
「皆さん、耳を塞いでください」
〈はい〉
俺は何となく分かっていたが耳を塞いだ、、ものすごい音量だ、耳を塞いでも聞こえる、、後ろを振り向いた
(まぁ、そうなるよね)
明らかに耳を塞ぎ音を止めようとしていた、、音が止まった、大体35Mぐらいだろうか
「ボタンが見えてきました!後200Mぐらいです」
(長いな、、あ、そういえば)
「鬼の人はボタン押せませんよね?」
〈あ〉
「ど、、どうします?」
横を見た、、悩んでいるようだ
「、、、殺人鬼を妨害しに行きます」
「!」
「そうですか、、”変わんないようですね”糸は」
「はい、、どっちみちこのまま行っても追いつかれるかもしれませんし」
「それでは、、、さようなら」
そう言って鬼のほうに走っていった
「、、、ボタンまで、、走りましょう、後ろは見ないでください」
ボタンが近くなってきた、、、が当然殺人鬼がこっちに来ている
「なにか、、足止めする手段は、、ん?」
俺はこの世界のことを考えた、、殺人鬼の事だ、
(勝利条件はなんだ?生きている全員だろう、ボタンで待ち伏せもできるだろう、タッチの条件でもあるのか?いや、それなら全員殺すことは出来ないと思う、なんだ?)
あの事を思い出した
~
「あなた、もしかして鬼ですか?」
「!」
「、、そうです、、なぜ分かりました?」
「鬼の説明が少なすぎたからです、ほんとはタッチなど出来ないんですよね」
「はい、、むしろ逃走者を逃がす役割です」
「さっきの中に”殺人鬼”と言う人がいますその人が本当の”鬼”です」
~
(逃がす役割、、、ボタンを押すのは逃走者だけでいい、、鬼はいなくていい、、、、!分かったぞ”終わらない理由が”)
「皆さん!殺人鬼の勝利条件は”鬼を全滅する”です」
~殺人鬼視点~
「誰が鬼だぁ?」
(まぁ1人残しているからあいつらの勝ちはないが、、、!)
いきなりこっちに向かって来た2人以外
(ははっ、ありがとな”分かりやすくしてくれて”)
俺はそいつらに目もくれずにその二人の方を狙った
「これで終わりだ」
2人を殺した、これで勝利だ、、、?
(終わらない、まさか)
後ろを振り向いた、、いない!俺に突撃してきた奴らが、前を見たらそいつらがいた
(まんまと嵌められたがあいつが残ってるぞ)
俺は念のため最初に突撃した奴は殺していなかった
(あっちの勝利条件は”生き残っている全員でボタンを押す”だからなぁ、、、、ん?待てよ、後ろ見た時あいついなかったよな、、、、、もしや)
すぐに後ろに走っていった、、が遅かった
「逃走者全員がボタンを押したので”鬼ごっこ”を終わります」
あのマネキンの声だ
(やられた)
すぐにボタンの方に走った
「やられたよ、まんまと」
「ああ、いい作戦だったがな、”1人残し”」
「裏目に出たけど、、、」
「あの、、なんでさっき殺人鬼の勝利条件は”鬼を全滅”っていましたがなぜ逃走者が勝ったんですか?」
「それは殺人鬼がわざと一人残したんですよ、生き残っている逃走者全員なのでタッチしなければ逃走者全員でボタンを押せないんですよ」
「なるほど、、」
「お話はそこまでにしてください」
マネキンの声だ
「まぁ”もう消されるんですが”」
「、、、そうか、、結局か」
大きな手?が出てきた、、終わりだ
~どこかの世界~
「ふぅやっと終わった」
ついに”初の作品”ができた
「それにしても前やったゲーム、、楽しかったな、、、よし、次はそれにするか」
電話が鳴った
「ん?修也からだ」
「もしもし、何の用?」
「今5人家にいるんだけど前やったゲームやろうぜ」
「いいよ」
「よし!じゃあ家に来て」
「分かった」
何度も終わりを迎える
どうも、Z.fです。”2作品目”ついにできました、ここで自分、YouTubeでチャンネルを作りました。(まだ動画上げてない)https://www.youtube.com/@Z.f-z8i さて、今回の作品どうでしたか?個人的にはかなり頭使いました、最後のシーンなんて3つぐらいの案がありましたから。もし質問やアドバイスがあったら是非書いてください、それでは。