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IF idoL  作者: tktk(つかつか)
8/13

8話

-予選会会場-


司会者「さぁ、暑い日差しが照りつけるなか今年もやってまいりました。(アイドルの)全国大会優勝を目指すための前哨戦である一次予選。今年はなんと前回王者が待ち受けるエリアに新規参戦チーム【ルシェル】が参戦です!」


会場が盛り上がる


B「いよいよ、私たちの初披露する日がやってきたね。」


A「うん。私、今すごく緊張してる。」


C「初めての舞台なら緊張して当然です。」


E「この会場の空気に圧倒されないように気持ちをしっかりしていないと、いまにも飲み込まれそうよ。」


B「Dは(参加しないため)観客席からみてくれているみたい。いままで練習してきたことを出し切っていこうね、みんな!」


A,B,C,E おー!


観客席側に切り替わる


D「(みんな、頑張ってね。)」


そこにベアトリスのC'がやってくる


C'「彼女たち、この1次予選を勝ち上がってこれるかしら?」


D「なにが起きるかまだわからない。けど、普段通りできれば大丈夫だと思ってる。」


C'「ねぇ、もうひとつ聞いていい?」


D「なに?」


C'「いまやってる仕事って楽しい?」


D「さぁ⋯。楽しいかどうかなんて実際にやってみないとわからないんじゃない。」


C'「そう。そろそろライブが始まるわ。」


Aたち4人のライブが始まる

曲名【Everlasting summer】常夏


終わる


C'「(元アイドルの)Cさんはともかく、他の3人は初心者だと聞いていたけれど、まさか短期間でここまで成長してるのは驚いた。」


D「想いがひとつになったときに発揮される力は無限大だよ。」


それを聞いたC'は返事を返さず、去っていく


C'(私の予想した通り、あのチームが私たちのライバルになりそうね。)


初のライブを終えたA側に視点が変わる


B「私たち、無事にライブをやり遂げれたんだよね。」


A「うん!」


C「ステージに立って歌うことが、こんなにも楽しいものだと実感いたしました。」


E「あとは結果発表を待つだけね。」


B「(大丈夫…きっと大丈夫。)」


1次予選に出場した全チーム(参加チーム25中12チームが突破)の披露が終わり、結果が発表される


大会司会者「それでは、今回予選会を勝ち抜けたチームを発表します。」


4人は手を合わして結果を待つ


エントリーNo.2 マーメイド・キャッツ


エントリーNo.5 シティ・エブリー


エントリーNo.9 ロード・ガーベラ


エントリーNo.10 アメジスト・ラムネ


エントリーNo⋯


-前半部分終了-


4人は番号(No.11)が呼ばれることを願う


エントリーNo.11 Repartir✴︎ciel(ルシェル)


呼ばれた瞬間、4人は喜ぶ


A「やったー!」


E「これから先、更なる試練が待ち受ける⋯でも、いまこの瞬間はとても嬉しい。」


B「私たち、1次予選通過したんだよね!?」


C「はい、そうです!」


B「やったー!!」


4人が喜ぶ間に予選突破チームが次々と読み上げられながら1次予選が閉幕する


予選会終了後(会場付近)


D「1次予選突破おめでとう、みんな。予選会までによく完成させたね。」


B「踊りを教えてくれたDのおかげだよ。」


A「そうだよ!私たちが突破できたのはDちゃんがいたからだよ。」


E「ちょっと、ちょっと!一緒に踊った(参加した)私の功績は!?」


C「Eさんはユニット名と衣装デザインを考えてくださりましたよね。」


B「5人のうち誰か1人でも欠けていたら、予選会を突破できなかったと私は思ってる。みんな『ありがとう』!」


5人は喜びを分かち合う


(会場からの)帰り道


ベアトリスのB'とD'が5人に話しかける


B'「あら?まさか、こんなところでルシェルのみなさんとお会いできるとは思いませんでした。」


D'「C'から聞いたよ。予選突破したんだって。」


C「ありがとうございます。前回大会優勝者のベアトリスさんは2次予選までは無条件で通過されるルールでしたよね?」


B'「仰る通りです。とはいえ、本番のライブではなにが起きるか分かりませんので日々、練習を積み重ねています。」


D'「油断は禁物だよ〜。」


D「C'は(予選会)会場にきてたけど、今日は会ってないの?」


B'「はい。C'が個人的な用事があると言ってたので今日の練習はオフになりました。」


D'「やっぱり、C'はルシェルのライブを観に行ってたんだね〜。」


A「C'さんは、どうして私たちに注目しているんですか?」


疑問を投げかけられたB'は、なにかを思い出すかのように一息置いて話し始める


B'「おそらくC'が貴女たちを気にかけているのは同じモノを持ってるからじゃないかしら?」


B「私たちと、同じモノ?」


B'「“叶えたいことがある夢”そのために必死になって結果を出そうとしてる。」


Bは自分自身がやると決めた時と同じモノを他人も持っているんだ、と改めて認識する


D'「私たちもその気持ちに影響されて今まで一緒に活動してるからね〜。」


E「理由は違えど、私たちと共通したところがあるのね。」


B'「始めるキッカケなんて案外、単純に決まるものよ。ただ、そこから先(上)を目指すと難易度が次第にアップするけれど。」


すこし間が空いてB'の携帯端末にメールが届く


B'「C'から招集メールがきた。それじゃ、また会う機会があれば話しましょう。」


D'「じゃあね〜。」


2人は去っていく


B「次の2次予選、みんな頑張ろうね。」


A「うん。たしか、来週にテーマが発表されて、その一ヵ月半後(9月中旬頃)にあるんだよね。」


C「はい。SNSの間では秋に沿ったテーマ曲になるのではないかと、囁かれています。」


B「今年も去年と同じ課題になるとは限らないから発表される日まで待つしかないや。」


E「発表される日、たしか休日だったはずよね?それなら私の家に集まってほしいの。」


D「なにかあるの?」


E「ふふふ、それは当日になるまでのお楽しみよ。」


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