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IF idoL  作者: tktk(つかつか)
3/13

3話

放課後

(街中にある公園)


B「1.2 1.2 1.2.3⋯じゃーん!」


A「はぁ⋯はぁ⋯。Bは普段からこんな感じで練習してるの?」


B「そうだよ。とは言っても、家だと鏡の前で練習するしかないけどね。」


A「その前に私はアイドルのことよくわかっていないんだからちゃんと教えてよ〜。」


B「Cがきたら、基本的なこと含めて一緒に教えてるから安心して。」


そこへ制服とは違う服装でCが現れる


A「あれ?えっと⋯もしかして、Cちゃん?」


C「なにか、変ですか?」


B「う、うん。Cが今着ているの練習着じゃなくて本番用の衣装っぽい。」


C「そ、そうですか?アイドルといえばこれくらい当然かと思いまして。」


B「まあ、そうだけど⋯。力入れすぎ。」


A「ハハハ⋯あれ?2人とも、あそこ見て。」


Aが指差した方向にB,Cが視線を向ける


キャー!!ベアトリス!(グループ名)


A'「(ファンの)みんな、いつも応援ありがとう。」


B'「私たち〇〇は今年も(アイドルの)大会にエントリーすることになりました。」


C'「去年、優勝したあとに卒業した先輩2人が減ることになって続けるかどうか悩みました。」


D'「そして⋯私たちが出した答えは、この4人で二連覇を目指すことを決めました!」


ベアトリス頑張って!!


応援してるよ!


離れた場所にいるA,B,Cに切り替わる


A「そういえば、この辺りアイドルの大会が定着してから改修工事されて野外会場が設置されていたんだよね。」


B「うん。いまあのステージに立っているのは前回大会に優勝したベアトリス。去年、3年生だった2人がいなくなって今現在では2年生メンバーの4人になったの。」


C「それだけの強豪なのに今年、入学してきた生徒は入らなかったのですか?」


B「その理由はわからない。私も噂で聞いたことしかないから詳しくはないけれど元々、あのグループは3年生2人だけで結成してたチームみたい。」


A「そうなんだ。」


C「優勝をして有名になるとこうして、たくさんのファンが駆けつけてくれるのですね。」


B「うん。それで大会になったときには(決められた会場に)集結して、舞台に立つ演者と観客が一体になるときが最高の瞬間なの。」


A「私たちこれから、そういった世界に踏み入れることになるんだね。」


B「そうだよ!だから、私たちも練習してライブ会場の舞台に立てるように頑張っていこう!」


C「やはり、Bさんは昔から変わりませんね。」


A「ラブラブ 、Cちゃん!フレフレ、Cちゃん!」


C「と、とにかく練習をしましょう。」


AとCが話をしている傍らでBが笑う


-前半部分終了-


夕方

(とある公園)


B「ふぅ、、疲れたぁ。」


A「Cちゃん、やっぱりアイドル目指してたこともあるからダンス上手だね。」


C「一応、歌とダンスを習いにいっていましたので基本的なことは覚えています。」


B「そうだ。人通りも少なくなってきたことだし、歌ってみる?」


C「この曲、私たちが5人でいたときに一緒に歌っていたものですね。」


A「小さい頃に気にせず歌っていたけど、この曲を作成したのは一体、誰なの?」


B「この曲を作ったのは、私のお母さんだよ。」


A「え!?Bちゃんのお母さんって作曲家だったの!?」


C「Aさん、今までご存じなかったのですか?」


A「うん。留学した理由は教えてもらっていたけど⋯。」


B「まあ、私のお母さんのことより久しぶりに3人で歌おうよ!」


〜曲が流れ始める(3人ver)〜


〜終了〜


A「やっぱり小さい頃から歌い慣れていると、うまく合わせられるね。」


C「そうですね。」


Bはスマホでなにかを確認したあと2人と少し離れたところへ行き(公園の外側方面)、ある人物が現れる


D「これが私に見せたかったものなの?B」


B「そうだよ。だから昨日、(ここにくるように)連絡したの。」


D「いきなり連絡をしてきてアイドルを目指すって言ったときは驚いたけど、いまの実力のままだと勝てるとは思わない。」


B「わかってる。だから、ダンスが得意なDの力が私たちには必要なの。」


Cが離れた場所にいるBが誰かと話しているのをみる


C「(Bさんが話している方は、もしかして⋯。)」


B、D側に切り替わる


D「本気なの?Cはさておき、BとAは素人同然。それに他のアイドルグループの中にはプロを目指してるセミプロレベルの人たちもいるのよ。」


B「そのことは過去に出場したスクールアイドルの情報を調べているからわかってる。それでも、私たちが本気でやれば優勝を果たすことができると思ってる。」


D「⋯帰るわ。」


振り向きざまになにか考えるかのように目を一瞬閉じて、立ち去る


B「(私は信じて待ってるから、、D)」


A,CがBの元にやってくる


C「先程まで話していた方はDさん、ですよね?」


A「え、そうだったの!?」


B「うん。私たちがどこまで本気なのか見てもらいたかったから。」


C「そういえば、Dさんはいまー」


Dが街中を歩いているシーンに切り替わる


D「(私が本当に目指したいものって、なんだろう…?)」

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