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IF idoL  作者: tktk(つかつか)
2/13

2話

〇〇学校前

A「こんな堂々と他校まできて出待ちなんかしていいのかな⋯。」


B「あっ、きたきた。Cちゃーん!」


Cが下校してくる


C「ここでお話するのも邪魔になりますので、私の行きつけの喫茶店でお話をしませんか?」


学校から個人経営の喫茶店に切り替わる


店長「いらっしゃい、Cちゃん。新しく入った学校はどう?」


C「まだ慣れない生活ではありますが、大丈夫です。」


店長「そう。あら?今日はお友達を連れてきたの?」


C「はい。いつもの席は空いてますか?」


店長「空いてますよ。お二人さんもこちらにどうぞ。」


Cがお気に入りの場所にA,B,Cの3人がイスに座る


B「ずいぶんとオシャレな喫茶店だね。」


A「そうだね。ここにはよくきてるの?」


C「中学に入って間もない頃から通いつめてるお店です。ご注文は何にいたしますか?」


頼む物を決めて待っている間にAは店内を見渡して喫茶店内にいる猫と目が合う


ニャー


A「可愛い。」


C「あの猫は店長さんが飼っている猫です。」


A「そうなんだ。Cちゃん、じゃなくてCさんは私のことまだ覚えてる?」


C「はい。小さい頃に遊んでた時のことは覚えています。」


A「よかった。でも、なんで留学していたBちゃんと連絡が取れたの?」


C「そ、それは⋯どこからご説明すればよいのでしょうか。」


B「私がね、みんなの自宅(住所)を書いた紙を持っていたから(海外留学から)帰ってきて入学する期間までにA以外の家に直接会いにいってたの。」


A「えっ、そうなの!?」


C「Bさんから家に訪れてきたときは、私も突然の出来事で驚きました。」


店長「はい、どうぞ。」


注文してた飲み物がテーブルの上に並ぶ


C「ありがとうございます。」


AとBもCが店長にお礼を言ったあとに続いて軽くお辞儀をする


B「それで昨日メッセージで送った返事は、どっち!?」


Cはお気に入りの飲み物を一杯飲んで返答する


C「あれから色々と考えていますが、まだ不安があります。」


A「そうだよね。学校生活もまだ始まって間もないし。」


B「私、まだ覚えているよ。Cが誰よりもアイドルに憧れていること。」


C「⋯。」


B「だから、もう一回。今度は私たちで一緒にやってみよう!」


無音2秒


C「少し考える時間をいただけませんか?明日、また同じ時間にここへきて下さい。」


A「わかった。」


A,Bは喫茶店を後にする


店内


店長「そういえばCちゃん、アイドルのオーディション受けた話を以前してたよね。」


C「はい。ただ、(自分なりに)頑張ってたみたものの結果は伴わず、叶わぬ夢となりました。」


店長「そうかな?その努力の積み重ねがいまこうして友達と結びつかせてくれたんじゃないかな?」


C「 」ポロポロと涙を流す


静かな店内から店の外に切り替わる


-前半部分終了-


下校途中


A「Cちゃん、私たちと一緒にアイドルしてくれるかな?」


B「むむ!?Aもアイドルに乗り気になってきた!?」


A「い、いや。そうじゃなくて。」


B「よーし、3人になったら放課後にダンスの特訓だー!」


A「Cちゃんが一緒にしてくれるかどうか、まだ決まっていないのに。」


昨日、訪れた喫茶店に着いて扉を開ける


店長「いらっしゃい。Cちゃんならいますよ。」


A,Bは昨日、座った場所に目線を向けて先に座っているCを見てから隣に座る


店長は空気を読んで奥に用事をしに行く


C「あれから色々考えて決めました。わたし、私は──」


叶えたかった夢をもう一度、追いかけてます!


C「なので、これからよろしくお願いいたします。Aさん,Bさん。」


B「よろしく、C!これで3人になったね!」


A「うん!これからは一緒に頑張ろう!」


3人で向き合って笑い合う

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