謎に恥ずかしい
なにを書けばいいの?わっかんね!
堂々と会社に出勤する勇気がなかなか出ない…。それは、当然。昨日、後輩の日向の膝枕で寝ていたからだ。内容は、まだ良いのだが、なんせ、してもらったタイミングが会社の送別会なのだから。社員たちに見られている中で寝ていた可能性を考えると恥ずかしく死にたくなる。
なので、有給を1日取ることにした。
一方、会社では。
日向が落ち付かない様子でいた。
「すみません、部長。優雅先輩は、今日は休みですか?」
部長は、思い出しかの様に言った。
「そういえば、今日の朝に有給休暇を1日取らせてください。と連絡があったよ。日向くんは、既に、聞いていふものだと思っていたよ。」
「そうだったんですか…ありがとうございます。」
午後5時半
俺事、優雅は家でのんびりVTuberの動画を見ていた。その時、インターホンが鳴った。
「ん?なんだ?こんな時間に、布教なら中二病の力でやっつけてやるが…。」
すると、ドアの向こうから聞き覚えのある声が聞こえた。
「優雅さ〜ん?ここに居るんですよね?私、先輩がインドア派なの知っているんですからね〜?」
その声の主と内容に驚き慌ててドアを開け言った。
「おい!?何処から俺がインドア派だという情報を手にいれた!?」
日向は俺の焦り様を見て笑いながら言った。
「そんなに焦ることないじゃないですか〜。趣味がある事は良い事だと思いますし、インドアがいけないなんて法律は、ありませんよ。」
俺は、ふと、日向の服装がスーツ姿だという事から仕事終わりに直接来てくれた事に気付き。
「そ、そうだよな。ま〜、ここで立ち話も立ってるの疲れるだろうし、中に入ってもろて。」
そして、お互いに腰を下ろした後。
日向は、安心したのかして胸を撫で下ろした。
「良かったです。優雅さんが急に会社を休むもんですから。体調が悪いのかと思い来てみましたが心配する必要は、なかったようですね。」
「そうか、だから来てくれていたのか。心配を掛けてしまっていたのか、すまない。」
「いえいえ、謝ることは、ありませんよ。で、どうして急に有給を取られたのですか?いつもは、2日前にいうのに。」
「そ、それは昨日の…。」
と、話している途中に日向は膝枕の件を思い出したのかして、恥ずかしいそうに目をそらした。それを見ていた俺まであまり気にしていなかったのだが余計に意識してしまい、このままだと明日も会社に恥ずかしくて行けなくなると思い。話題を変える事にした。
「話しを戻すけど、何処で俺がインドア派だという事を知ったんだ?」
「それはですね、優雅さんよくスマホをいじリますよね?その時に、たまたまですよ?たまたま、スマホのホーム画面が可愛らしい女の子のイラストだったのでそうなのかな?と思いまして。」
「念の為に行っておくが、可愛らしいイラストのホーム画面の人が全員がインドアとは限らないからな??」
などと、なんてことない会話をして、あっという間に時間が経ち時刻は、7時半頃。
日向は、立ち上がり。
「私は、そろそろ帰りますね。家でやる事がありますので。」
「すまないな、急に休みを取ってしまったせいで心配をかけて。」
「もうその件は、いいですよ。元気みたいで何よりです。」
日向は、ドアを開け「おやすみなさいセーンパイ」と、あざとく言い、帰って行った。
俺は、一人で陰キャの叫びをしていた(?)
「なんで!俺は!膝枕してもらったぐらいで顔を赤くしてるんだよ!童貞か!?いや、童貞だったわ。」