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小説の湧き出る小川2

アイリーンとキャシーの物語

作者: レモン

 34歳のアイリーンは、気持ちを整理するために小説を書くことにした。その物語では、アイリーンが作り出した空想の友達キャシーが、アイリーンのことを何度も助けてくれる。これによりアイリーンはいつでも自分が一人ではないことに気づく。


 アイリーンは18歳でいじめにあい、精神的に病んでしまった。しかし、その後間もなくキャシーという女の子と出会う。

 「私、大学やめて引きこもりたいの。」アイリーンは言う。

 「そうなんだね。苦しいと大学行くのもしんどくなるよね。」キャシーは言った。

 アイリーンはそんな風にいつも慰めてくれるキャシーのことが大好きだった。


 アイリーンは病気になってから特に感情をコントロールすることが難しくなり、毎日のように死にたくなった。

 ある時、アイリーンは3階の自分の部屋から飛び降り自殺をしようと思った。

 窓を開けると、外にはキャシーがいた。

 「キャシー、どうしてここに?」アイリーンは目を丸くして尋ねた。

 「私は助けにきたのよ。飛び降りたからといって、本当に死ぬかどうか分からないし、大怪我をしてしまうだけの可能性が高いから。」

 「じゃあどうすればいいの!?」アイリーンは泣き叫んだ。

 「つらい時は私を呼んで。いつでも飛んできて、話を聞くから。」

 「…ありがとう。」

 こうしてアイリーンは飛び降りて大怪我をしなくて済んだ。


 その後もアイリーンは何度か自殺をしようとしてしまうが、その度キャシーが止めてくれた。

 そこである日、アイリーンはキャシーに尋ねた。

 「どうしていつも私のこと助けてくれるの?」

 「それは…私ね、本当は天使なのよ。10年前にいじめのことで思い悩んで結局自殺してしまったの。私、そのことをすごく後悔しているの。だから、アイリーンが私の二の舞にならないように、こうやって助けているんだよ。」

 「そうだったんだ。」

 「毎日苦しくて、生きていたくないと思う気持ちはすごく分かる。私もそうだったから。それでも、自殺して後悔するよりは、最後まで生きた方がいいと思うの。」

 「なるほどね。そうかもしれないね。」


 アイリーンは無事結婚し、以後は自殺未遂をすることはなくなった。大切な人ができると、人は変わることがある。

 キャシーには引き続き色んなことを相談し、一人ではないことを実感し、感謝した。


 アイリーンはキャシーとの出会いを通じて、生きることの大切さを改めて学ぶことができた。病気はあまり良くならなくても、いつも親切にしてくれるキャシーや夫のおかげで、だいぶ受け入れられるようになった。これからも、病気が悪くならないように気をつけながら、大切な人たちと共に生きていきたいと思った。

おわりに


 全部の小説を読んでくれて、どうもありがとう!私は色んな人から刺激を受け、困難で暗い雨の夜の中、光を見つけた。

 私は探検に出て、それを見つけた。その夜の暗闇の中、一筋の光が天国から水の上に落ちていた。そして水は勢い良く噴出していた。小説たちは起源である下流へと流れていった。水は絶えず噴出し、絶えず流れている。

 私たちは生まれた時から死ぬまで、みんなつながっている。

 私たちに素敵な貴重な人生を与えて下さった神様に感謝と栄光を。私たちはあなたを愛しています。あなたが私たちの光です。

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