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あ、お久しぶりです

引っ越し作業が思った以上に時間かかって更新がなかなかできてないです…。申し訳ないです…。


「へ?」

「…真下君?」



掛けられた声に振り向けば、懐かしい彼の面影を残した青年が立っていた。

真下理(ましもおさむ)。前作攻略対象者で、学生時代ほとんど交流のなかった男の子だ。というか、存在薄過ぎてほぼ忘れかけてた。



「そうだよ。382番さんってば、僕の紹介忘れるとか酷くない?改めて…真下理、監査部13番。元香織先生だった町田結花さんの動向を監視する任務がメインだったから、大澤さんとはほとんど話さなかったよね。」



よく見れば彼の服装は神田先生達を拘束してた人のソレと同じだ。

もしかして。



「あの時結花ちゃん達を連れて行ったのって…。」

「うん、僕だよー。」



なんてこった。というか結花ちゃん驚いて阿呆面になってるけど、あの時あんなに距離近かったのに気付いてなかったんかい。

任務外のことに介入するのが面倒で私の件に関してはノータッチだったらしい。まぁ、自ら社畜にはなりたくないもんね。呪いを解くのも監査部は専門外だと聞かされ、余計そう思ってしまう。



「382番さんが言った通り、しばらくは僕と新しい管理人が監視になるから。仕事増えるの嫌だから大人しくしててね。」

「もうそんな変なことしないし…。」

「どうだか。南條貴史に噛み付くのは構わないけど、攻略対象者なのを忘れないで欲しいね。」



わお、辛辣。昔は病弱系男の娘だと思ってたけど、こんなキツイ子だったのか。結花ちゃんは戸惑いながらも頭を下げている。



「恭介と色々あったんでしょ?面白そうだから後で教えてね。」

「真下君は普段は何してるの?」

「僕?管理人と違って他の世界から来てるわけじゃないし、ちゃんと生活してるよ。ここ最近は引き籠ってずっと監視だけど。」



自分がゲームの攻略対象者だというのは監査部の勧誘を受けた時に知ったらしい。勿論彼からしたら現実なわけだから、そこから性格に影響があるのは当然だろう。

同じテーブルに座った真下君とスマホを取り出して連絡先を交換する。監査での情報は彼経由で知れるようだ。ありがたい。



「ってなわけで、そろそろ本題に入ろうか。」

「そうですね。お願いします。」



女子会からただの会議になってしまった集まりだがしょうがない。私の隣に座っている真下君に資料を見せるとお礼を言われた。管理人と監査部で情報のやりとりはされていないのか、一行一行しっかり文字を追っている。聞けば上層部は情報共有しているだろうが、下の方には余程のことがない限り回ってこないらしい。監視に集中しろとのことだ。



「まずヒロイン二人のことだけど、どっちも君達と同じ世界から来てるよ。」



んなアホな。


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