プロローグ
"逆ハールートは存在しません"の続編です。
引き続き拙いですがよろしくお願いします。
「今日の昼はカフェテリアにしようぜ。」
「またあの人見に行くのか?」
「そんなに年齢離れてないみたいだからガチで狙ってるんだよコイツ。」
「ちょ、言うなよ!」
「何?カフェテリア?」
「彼処のお姉さん良いよね!」
「凄く綺麗とか可愛いとかではないけど、雰囲気良いよねぇ。」
「だろ?同じ女子でこうなんだから普通に惚れるって!」
「でもやめた方がいいよー。」
「ん?なんで?」
「あのお姉さん、彼氏いるよ。」
「しかも強敵!てか気付いてないの?」
「どういうことだよ!?俺知らない!」
「結構有名だよ?カフェテリアのお姉さんと保健室の先生!」
「私も知ってるー!隣のクラスの女子がガチで先生に告白したら恋人いるって断られてー。」
「というか、先生普通に薬指に指輪してるし。」
「放課後2人でお茶してる所見たことあるけど、お姉さんも指輪してたし。」
「あの空気の甘いこと…。まぁお似合いよね。」
「ということで、アンタは失恋決定ザマァ!」
「うるせぇ!」
「強がるなよ!今日はコイツの失恋記念パーティーしようぜ!」
「いいねぇ!参加する人は後ろのボードに名前書いといてー!」
「お前ら…。」
「ストーリーが違う…?」
「っくしゅん。」
「風邪?」
「いや、違うと思う。そろそろお昼の仕込みしないと。」
「今日は理事長が自由にしていいって言っていたから外食でもしようか。」
「たまにはいいかも。」
「じゃぁまた後でね。お互い頑張ろう。」
「いってらっしゃい貴史さん。」
「いってきます紫帆。」