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オトコノチオンナ  作者: 瞳
2/2

【2】彼の家

彼の家は一軒家だった。

高級住宅街にあり周囲の家と同様であるが、5LDKの少し大きな家に一人で住んでいた。


「ただ今」


小さな男声で呟いた。今日は男モードですよとのアピール。

何の反応もなかった。私は無意識に与えられた部屋に向かった。


どんな服を着るか迷ったが、スカートを履く気分ではなかった。

黒の細身の11号の黒いパンツと薄いクリーム色の長袖のシャツを選んだ。


今日は完全に男モード。ブラジャーをつけるのは気が引ける。

こんな日の為に買っておいたブラトップを中に着た。

セミロングのウイッグをして軽くファンデーションをしてから一階に降りた。


今日は早めに帰ろう。


まだ使い慣れていない大きめのキッチンに向かい棚からマイコップをだしてペットボトルの水を飲む。

リビングからはガラスにあたる氷の音がテレビの音に紛れて微かに聴こえてくる。


「来てくれたのか」


「こういう時でしょ、恋人が必要な時は」

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