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異世界の宿屋

まだまだ始まったばかりなので気長に見て下さい

部屋のドアを開けて出るとそこはすぐに外だった。

なんてことは無く普通に廊下が在り、そこを歩いて1階に降りた。

この宿も異世界物にありがちの、1階が食堂で2階が部屋になっていて食堂の広さから結構な大きさの宿であるのが分かった。

カウンターになってるところには猫耳の可愛い女の子がちょこんと座ってこっちを見ていた。

(わ~お・・獣人だ!でもこうして本物を見ると可愛さ5割増しって感じだな)

そんな事を考えてみていると目が合った。

あれって感じで首を傾げてからおもむろに俺を手招きした。

呼ばれたので女の子傍に行き

「何でしょうか?」

と声を掛けたら

「はい。」

と言って手を出してきたのでつい握手かと思い握ってしまった。

「お客さん!何してんですか?出掛けるなら鍵を掛けて行って下さい。」

「え?鍵?」

「え?部屋に鍵を掛けずにきたのですか?荷物無くなってもうちは責任持ちませんよ!」

「え?そうなの?」

「そんなの決まっているじゃないですか!鍵をかけ忘れる戯けの面倒まで見てたら宿が潰れます。」

そう言われて俺は慌てて部屋に戻った・・・部屋の前には苦笑いしてるドワーフ立って居た。

「フローランに怒られてきたか」

「はい。鍵を閉め忘れたら荷物が無くなるって言われました。」

「うちに泊まってるのは冒険者だけでないので、必ず鍵をしてから外出するようにしないと100%荷物が消えるよ。」

「え!100%!」

「おう」

(なんか凄い所みたいだな)

そう思いながらドアのカギを掛けた。

鍵は丸いハンコみたいな物で抜いたら光を発した。

その途端さっきまで在った取っ手が消え壁に線で描いた様な枠が残った。

「え?」

驚いている俺にメルゼックさんは笑いながら

「そのカギは魔法石で出来ていて、抜いた人間を認識してたとえ盗んでも部屋を開けることはできなくなっている。」

「そして無くしても部屋の前に戻れば帰ってくるので紛失も無い優れ物なんだよ。」

「お~凄いんですね!でももって街を出たらどうなるんですか?」

「あ!基本宿の外には持ち出せないので宿から出ようとするとカウンター現れることになってる。」

(あ!鍵がカウンターに現れなかったのでおれが鍵を掛け忘れたのに気づいたのか)

(試に鍵を持ったままで宿を出てみるか)

鍵を持ったままで宿の出口に向かって歩いた。

出口のドアの前まで来るとさっきまで手に持っていた鍵は消えカウンターの上にポンって感じで現れた。

「お気を付けて行ってらしゃいませ」

カウンターのフローランさんの元気な明るい声に送られて宿を出た。



少しずつの投稿なので投稿日不定期で出来たら予約を入れます。出来てから3日位で投稿する予定です

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