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ゴブリン退治3話

すぐに斬り殺されると思っていたが、信じられない事にゴブリンロードと斬り合いをしている。その様子に逃げ出そうとしていたアルスたちが戻ってくる。村人も集まってきて期待のまなざしをラインハルトに送る。勝てるんじゃなないか?という興奮と自分が注目されていることがラインハルトを興奮させる。Eランクの自分がか?そんな期待が心の奥底から湧いてくる。


油断だった。不利と見たゴブリンロードは唾をラインハルトの顔をめがけて吐き出す。これはかわさなければならなかったのに目をつぶり受けてしまう。焼け焦げる片目の激痛にラインハルトは一瞬戦いを忘れる、ゴブリンロードはその隙を見逃さず剣を叩き込む。


アルスたちがこの瞬間、ゴブリンロードに切り込んでくれたのは僥倖だった。ラインハルトはなんとか態勢を整えて、ゴブリンロードに斬りかかる。これが人生最後の一撃だ! ゴブリンロードの片腕が地面に落ちる、渾身の力をこめた一撃に全てを使い切ったラインハルトは地面に落ちる。生暖かい血がラインハルトの全身を覆う。傷があるのに全力で動いた報いだろう。


全身がだるくなる、全身の痛みがなくなり、逆に心地よくなる。死が近いのだとラインハルトは思った。

しかし、死はいつまでたっても訪れなかった。気を失ってどれくらいたったのか、両目が開く。身体が軽い、立ち上がると全身の傷がなくなっている。高価な薬草にもこんなに高い効力はない。まさか、回復魔法か?僧侶、神に祝福された伝説の職業。せいぜい勇者のパーティにしかいない希少な人間。


勇者が来ているのか?こんな田舎に。

ラインハルトは立ち上がると戦いの音が鳴り響く戦場に向かった。アルスたちはまだ戦っていたが片腕であるにもかかわらずゴブリンロードは強く不利だ。ラインハルトの姿をアルスが気付くと大声を張り上げてゴブリンロードと戦う。ゴブリンロードの注目はアルスたちから離れない。ゆっくりと気づかせないようにゴブリンロードの背後にまわり、渾身の力を入れて剣を叩き込んだ。ゴブリンロードの頭が割れた。


ラインハルトはゴブリンロードを倒したのだ。

スキル、自動回復低が発動しました。

ゴブリンロードの片腕を食べました。ステータスが変わります。





状態・異常、寄生


HP70


MP20


力17→20


守10→12


スキル

火の息、自動回復低

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