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「お待たせー。はい、お茶」
「ありがとう」
「で、なんで急に泣き出したの?」
「え、最近、仲間の魔女が亡くなったって!?最期の言葉が」
「沢山の人達を救いなさいよ?」
「だから思わず剣を受け取ってしまったんだって。そして」
「思い出して、男泣きしたと。そっか、それは辛かったね。私の胸で泣きなよ」
「いや、ダメだよ。僕の胸で泣きなよ」
「・・・凄い絵面なんだけど」
「勇者さん、そろそろ泣き止んでよ。あんまり泣くと目がとけるよ」
「・・・彼女のこと、愛してたって?よし、思う存分泣きなさい」
「え、ちょっと」
「今は胸を貸すけど、明日からはちゃんと元のあんたに戻りなさいよ。今日は家に泊まっていくといいわ」
「ベッドないけど?」
「男同士で仲良く眠りなさい。それじゃあ、おやすみ」
「え、ちょっと」




