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脇役と龍と騎士と獣

・・・涼です。

今、状況が理解できないが、今起こったことを話すぜ。

俺に飛び掛ってきた魔物が黒い炎に包まれて燃えている。

俺もまったく状況が分からない・・・。

俺が燃えている魔物を唖然としながら見ていると、後ろから男の声が聞こえた。


「こんな所では珍しい魔物だな」


俺は後ろを振り返ると、そこには俺やアリシアもよく知っている人物がいた。

見た目は30歳くらいで黒髪に少し目つきの悪い男。


「久しぶりじゃん、ブリトラのおっさん」


俺はそこにたっていた男、ブリトラに声をかけた。


「うん?確かにそうだが・・・・、ってお前リョウか?」


「ああ、そうだよ」


「おお、久しぶりだな。認識疎外魔法の掛かったローブを着ていたから分からなかったよ。まあ、俺をおっさん扱いするのはリョウしかいないからな。ハッハッハ」


ブリトラは楽しそうに笑った。


「リョウ、避けなさい」


俺はアリシアの声に反応してその場から飛びのいた。

俺が飛びのくのと同タイミングで魔物の爪が俺の顔を掠めた。

俺は体勢を立て直すと魔物の方に視線を向けた。

そこには、黒い炎に包まれながらも立ち上がっている魔物がいた。


「アレレ~、俺の炎を受けながらもまだ動くんだ」


「おっさん、邪魔だから炎消せ」


「そうだね」


ブリトラはそう言うと、魔物を包んでいた黒い炎を消した。

俺は再び魔力と気力を体中に流し、身体能力を最大まで上げた。

ブリトラとアリシアは俺の横に並んだ。


「久々にパーティ戦か」


「おお、確か四魔公との戦闘の時以来じゃないかなリョウとアリシアの嬢ちゃんと組むのは」


「そうですね、ブリトラ殿」


「さて、俺とアリシアは攻撃側に回るからブリトラのおっさんは呪術でサポート頼む」


「任せろ」


ブリトラはそう言うと同時に、腕が黒い文字に埋め尽くされ背中から黒い翼が生えた。




さて、戦闘を始める前にブリトラのおっさんについて説明しよう。

この人の種族は龍族。

しかも、龍族の中の4人の王の一人。

そして、呪術をの扱いに関してはプロの呪術師でもまるでかなわないほどの実力を持っている。

そのため、龍族だけが使える特殊技、ブレスの能力は大体の龍族が属性なのに対し、彼のブレスは相手の魔力や気力他にも、能力が掛かっているエンチャットを消失させる能力を持つ。

つまり、このブレスを喰らえば能力が減少します。

えげつない能力だよね。

ステータスを低下させられ、さらに龍族の王の一人のブレスだよ。威力も普通じゃないし。

下手をすれば、一撃で上級の魔物を焼失させることができる。

とにかく、強いんだよ。このおっさん。まあ、見た目は30歳くらいだが、実年齢は3000歳越えだそうで。

そして、俺の気孔術の師匠の一人でもある。

とりあえず、おっさんの説明はこれくらいにして戦闘を始めよう。



俺は先制攻撃として威力よりも範囲を重視して巨大な気弾を放った。

魔物はその気弾を飛び越え、俺たちに襲い掛かろうとした。

でも、すでに俺たちは散会してその場所にはいない。

魔物は襲う対象を見失い、動きが鈍った所をおっさんは呪術の一つで対象の動きを制限する『黒縄』で魔物の速さを下げ、アリシアが死角からナイフを投げた。

魔物はナイフには気づいたが、おっさんの呪術により動きが制限されたため、右前足に突き刺さった。

魔物は痛みで空中で体勢を崩し、そのまま地面に叩きつけられた。

俺は気と魔力を融合させ、威力だけを向上させた気弾を魔物に投げつけた。

俺が気弾を放つの同時に、おっさんも反対方向からブレスを放った。

魔物は呪術と足に突き刺さったナイフと先ほど戦闘のダメージなどから動くことも出来ず、二つの攻撃が直撃した。

そして、アリシアはほぼ動かなくなった魔物に剣を突き立て止めを刺した。


こうして、久々の共闘は俺たちの勝利で終わり、丁度俺たちと同じようにアウリスル皇国を目指していたおっさんが仲間に加わった。

・・・・あの時は、この中にあいつもいたんだよな・・・・。




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