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脇役は勉強が以外と得意だったようです

どうも、遠山涼です。

今俺は放課後の教室で三人のクラスメートに勉強を教えています。

そのメンバーは前回屋上で決闘して、今は女子の中では一番仲の良い海藤と健吾のハーレムメンバーの一人の荒木、そして転校生で今は健吾のハーレムの一人となった斉藤の三人だ。

さて、なぜこのようなことになったのでしょう?

お話は今日の昼休みに遡る。



5月も過ぎ、6月のはじめ。

それぞれの教室ではとあるイベントが終わり学校中の生徒の約半数がその結果に地獄を見ることとなった。

そう中間テストだ。

我がクラスでも2年の初めにかかわらず早速真っ赤な点数を取り意気消沈しているクラスメートがちらほらおり、俺はその中の一人に声をかけてしまった。


「どうした海藤?テストの結果が悪かったのか」


「ああ、そうだ」


海藤はそう言うと、俺に先ほどの時間に返された数学の答案を俺に見せた。


「・・・・19点・・・」


「・・・・・・・・」


うん、とっても真っ赤な点数だったよ。

ちなみにうちの学校の赤点基準は35点だ。


「まあ、今回の数学は難しかったらしいからな」


「・・・・そうだな、私以外にも赤だったものが多いらしいしな」


「ああ、そうだな。うちのクラスの約4分の1も赤だったんだから次をがんばれば良いだけだしさ」


俺は自分の数学の答案の点数を思い浮かべ、少し居心地の悪さを感じながらも答えた。

ちなみに俺は今回のテスト全科目で満点を取った。

てか、異世界では数々の知識が必要だったため魔力を使って脳に知識を蓄える引き出しを作ったためまず、間違えることが無い。

それに、異世界に行く前から勉強面は以外と得意だったために急に点数が上がり先生方から疑われることも無い。


「そうだ、遠山は数学何点だったんだ」


「・・・・・お、俺か・・・」


・・・ここは嘘をついて話を合わせるべきか、それと現実をつきつけてやる気を出させるべきか・・。

よし、ここは嘘をついて話を合わせよう。

俺はそう思い嘘を言おうとした瞬間、空気の読めない奴鈍感野郎が現れた。


「おい、涼。数学の答案見せてくれ」


「・・・うん、良いよ。てか、なんで全員見ようとしているの」


そこには鈍感ハーレム野郎とそのハーレムたちがいました。

・・・海藤さんに話を合わせようとしていたのになぜわざわざ邪魔をする。

とりあえず、なぜか俺の机の周りにいる連中を押しのけ俺は机の中から答案を取り出した。

その答案を見た周りの連中は全員固まった。


『・・・・・・・』


「おーい、どうした?」


「100点だと?」


「な、何かの間違いでしょ」


「うん、あの遠山がこんな頭の良いわけが無い」


「ありえないわ」


「おい、コラ。そんなに俺が馬鹿に見えるか」


『見える』


健吾、島原、荒木、苑崎の昔からの知り合い4人はハモった。


「ま、まあ人は見た目とは違うんだよ」


「おい、斉藤。どういう意味だ?」


「え、え~と」


「まあ、別にいいじゃありませんの。遠山さんの特技が数学であることが分かったんですし」


「別に特技が数学なわけじゃないぞ。園原」


「まあ、とりあえず落ち着けよ涼」


俺は一回深呼吸をして落ち着くと、テストの順位表が張り出されることを思い出した。

この時俺は二つの選択肢をミスった。まず、一つ目は順位表のことを思い出したこと。


「俺はこれからテスト結果を見に行くけどお前たちはどうする」


そして、順位表を見に行くのかと誘ってしまったことだ。

まあ、このあとはみんなが予想しているとおり、健吾ついて行くと言って、それにハーレムメンバーがもついてきて、俺の順位が1位であることがばれてしまったため、今の現状になっているのだ。


さて、そろそろ階層から現状に話を戻そう。

とりあえず、今は三人がどのくらい数学が出来るのかテキストから選んだ比較的簡単な問題を黒板に書き、それを解いてもらっている最中だ。

ちなみに、健吾たちは用事があるからと言って学校の中に入るが教室にはいない・・・・。

とりあえず、そろそろ問題を出してから10分ほど経過しているし、解き終わっているだろう。


「よし、そろそろ出来たか?」


俺がそう言うと、三人は同時に机に突っ伏してハモった。


『まったく分かりません』


・・・・え、何今の?俺の聞き違いかな・・・。とりあえず、もう一度聞いてみた。


「え~と、よく聞こえなかったんだけど」


俺がそう言うと、三人はまた同時にハモりながら言った。


『だから、まったく分かりません』


・・・・・ブチッ

俺の中の何かが切れる音がした気がした。


「おい、お前ら授業中何を聞いていた。何でこんな簡単な問題も解けないんだよ」


「だって~、数学赤点の私たちには難しいよ」


と、斉藤が言うと荒木もそれに同意した。


「そうだぜ。数学が苦手なんだから仕方ないだろ」


「やかましい!!お前たちには絶望したわ。最初だから今回のテストの中で最も重要な基礎の式を出したのに一問も解けないってどういうことだ?俺は逆にどうしてお前たちが0点じゃないのかを聞きたいくらいだ」


こうして、俺の説教が30分ほど続いた。




「ハァ、ハァ。もういいや、なんか怒るのが馬鹿らしくなってきた。とりあえずお前たちにはこれから基礎であるこの式を覚えてもらうから」


『はい』


三人はほぼ同時にうなだれた。


その後、三人にはしっかりと基礎から叩き込んだよ。

無論、この後にあった追試試験は三人とも無事に合格しましたよ。



・・・そして、今回の感想としては二度とこいつらに勉強を教えたくないと思った俺でした。




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