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【プロットタイプ】加虐被虐の性癖

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

話したかな。この話。

私が性癖ぐっちゃぐちゃにさせられた話。

加虐、被虐、何方もこの世界においては蔓延した言葉ではあるが、自分のその性癖に気付いたきっかけというのは、存外知らない者が多いのでは無かろうか。

ただ代わり映えのない日々を埋める為の暇潰し。其れが如何に生産性がなく、無意味であったとしても、退屈に殺されるよりはマシなのだ。

あぁでも、私は例外。しっかりとした切っ掛けに基づいて、加虐趣味であり、被虐趣味に成り果てた。何方も大変、気持ちが良い。


好きに振舞っている様で、尽くされている様で、人を見ている分、意外と相手に縛られている。其れが気持ちを傾かせる相手ならば尚のこと。其れが瑠衣という生き物だ。

だから今日も今日とて、私を詰りながら飴を与える。死ぬ一歩手前、欲を沸き立たせるギリギリの苦痛を与えながら可愛がる。しかしそろそろ頃合と踏んだのか、強い一撃を与えてお開きになった。

私に散々尽くしてくれた騎士様は、気怠い顔をしてゆったりと力を抜いた。

瑠衣がこの行為に興じてくれるのは、恐らく自分の加虐性に自覚的で、私が被虐的だと感じているからだろう。

けれども其れは何時から? 私と出会ってから? こじ開けられた性癖は、果たして誰によって? きっと分からないのでは無かろうか。

「瑠衣たん。私と出会うまで、他の人にこんな事した? 虐めて、詰って、焦らす様な、そんな真似」

「する訳ねぇだろ」

疲れているのか少しぐったりとした口調だった。はやく寝かせろという様な、不機嫌そうな顔を見ていると、やはりゾクゾクする。

あぁ、この感触。ちゃんとしっかり覚えている。私が加虐性に目覚めた時と同じ、甘ったるいももの。

「そう。私は加虐に目覚めたあの時をしっかり覚えているよ。児童向けアニメのコミカライズ、そのヒロインちゃんが、ボッコボコに殴られたとき」

可愛い子だったし、お気に入りであった。でもボッコボコに殴られたあの顔面が、腫れ上がったコブが、今にも折れてしまいそうなあの悲しげな表情が。

「愛おしいぃ……」

あぁ、あぁ、あぁ、痛いんだね!! 苦しいんだね!! でもでもでもその様が物凄く愛らしい。もっと傷付けたくなる程。

その時から、あのヒロインをぐちゃぐちゃに傷付ける想像をした。ハサミで耳を切り落とす想像をした。カッターで頬に傷を付ける想像をした。その度に堪らなくゾクゾクした。

「一人で善がるなよ。変態」

そう言いながら、私の髪を引っ張った。その人を見下すその様が、軽蔑にも似た拒絶が、加虐と同等の甘さを与えてくれる。とあるイラストの彼も似たような目をしていた。

「水を掛けたくなんだろ、発情犬」

けれども現実で性癖をこじ開けたのは、加虐、自虐を与え、私を満たすのは、彼しか居ない。

ギリギリ一般人の振りをしているアタオカの話が続くので、怖いもの見たさでお読み下さい。


性癖。本来の意味では悪い癖。ネット用語的には好み。その両方をぐちゃぐちゃにされました。


小学生の時に、○年生の雑誌を買って貰ってたんです。

で、○○太郎のコミカライズが乗ってたんです。

『可愛いなぁ〜』なんて読んでたら、そのヒロインちゃんが、顔面にボールを当てられて、蜂にやられたみたいに顔が崩れた事がありました。


もう、その時に、すっごいゾクゾクして!!

可愛くて可哀想で、もっと虐めたくなって!!

あんなに可愛い子が!! 可愛い可愛いされてるあの子が!! こんなにぐっちゃぐちゃにされてぇ!!

性癖こじ開けられました。


それ以降、ハサミで尾っぽを切り落とす様を何度も想像しました。

痛がるんだろうなぁ……。って思いながら。


この経験が自分が最初にサドだと感じた時。

逆にマゾだと感じた時って、割と後々で、今から数年前。確か一、二年前の事。


イラスト見るのが好きなので、ぼーっと漁ってたとき。

お顔の綺麗なキャラが眉根を困った様に曲げて、ニヤ〜って笑っていた時。

そうして優し〜い口調で、相手を詰るんですよ。

あの時『うわ〜……!!』とか思いながら、ずっとゾクゾクしてました。

だから笑いながら毒を吐くキャラが多いんですが。


勿論、例外は沢山ありますよ。

可愛い子は可愛い可愛いされて欲しい。

※愛されタグは嫌いじゃありません。多分。……多分!!

綺麗な人が綺麗なままでいて欲しい。

※だからヤンキー漫画ちょっと苦手。

でもこの二つが、『性癖ぐっちゃぐちゃにされた』と感じた経験。異常だと感じた経験。


私は脳裏に焼き付いて離れないぐらいですが、皆様が実感した経験ってあんまりなさそうなと思ってるんですよ。

何方かと言えば『君ってサド/マゾでしょ?』って言われて気づく事が多いんじゃないかと。


だからこの冒頭文。

そしてこの頃には元来の性格は忘れてしまってます。

だからこそもう、駒集めしてる時。

だからもう、サドの人格はコレクションしてそう。

マゾの人格も後々作ってそう。


二次元ではそうやって善がっていたけれど、現実でされてバッキバキに粉砕されたのは、瑠衣が初めてだよ。

という話。

『へぇ、やっぱり虐めるのも虐められるのも気持ちが良いね。想像を絶する程』

という話。

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