欲望というコトバ
普通なんて言葉は人間がつくりあげた理想と想い。
私はその『普通』という器からはみ出ていたのだ。
そんなことを毎日思いながら日々過ごしていた
今日はあの子とデートをする日なんだよね。今日の日のために、メイクも服装も髪型も全部可愛く仕上げることが出来た。あの子はすごく可愛くて同性の女の子だった。
「なにあれ、女の子同士?」
「やばくない?」
なにがだろうか?これが私達の『普通』なの。邪魔しないでよ。貴方達も普通でしょ?貴方達だけの普通を作っているんでしょ?それを私達に押し付ける様にその言葉言い放す。
所詮こんなのしか居ないのさ。この世界どうかしてるよ。
同性はダメなら何で異性はダメじゃないの?どうして違くなきゃいけないの?まぁどうだっていいんだけど。
私はこの子の言うことしか聞きたくないし、アイツらのことなんかどうだっていいし、銃を突きつけられようが、ナイフを当てられようが何も聞かない。
だってさ。私たちの普通と言う世界の境で守られてるんだから。勝手に入って来ないでよ。
今がとっても幸せなんだからさ。