表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桑野家の日常  作者: 鴉α
2/3

桑野家の生活

うぐっと黙る赤音に緑は続けて意見する。

「百歩譲ってトイレの鍵は仕方ないにしても超能力で青姉を吹き飛ばすのはどうかと思うけどなあ。」

ごめんなさいと謝る赤音を背に、緑は青葉にも意見する。

「青姉も、吹き飛ばされて頭にくるのはわかるけどさ、家の家計も考えてよ。」

緑から目をそらし謝る青葉。

緑は溜息を吐くと能力を解いて二人を自由にさせた。

「もう、洗濯機は買わないから。」

それを聞いた赤音が緑の足にしがみつく。

「おねがい、それだけは。」

隣に住む両親の家にも洗濯機はある。

洗濯物を持って隣の両親の家で洗濯をして貰えばいいのだが、赤音はそれを嫌がる。

理由は面倒くさいからだ。

「駄目ったら駄目。」

緑にキツく言われても赤音は子供みたいに駄々をこねる。

そんな中、青葉が口を開く。

「緑、私からもおねがい。」

「うっ、青姉。」

緑は青葉を慕っているせいかどこか青葉に対して甘い。

だからこそ、青葉の頼みは断れずに了承してしまう。

ただこのままでは家計が厳しいので次やったらもう買わない事を二人に約束させた。

「ありがとう、青葉」

そう言って青葉に抱きつく赤音。

青葉は頬を少し赤らめ、照れ臭そうに別にと呟いた。

そんな二人を見ながら緑は溜息を吐くのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ