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桑野家の日常  作者: 鴉α
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桑野家の生活

とある日の夜。

次女、桑野青葉(くわのあおは)は用を足しに自宅トイレのドアを開けた。

すると、悲鳴が聞こえるや否や青葉は超能力で吹き飛ばされていた。

「っとに、バカネはいつもいつも…。」

青葉は超能力でドラム式洗濯機を持ち上げると、トイレへと投げ入れた。

トイレから小さな悲鳴が聞こえる。

「よくも、やってくれたわね。」

トイレからドラム式洗濯機が勢いよく出てくる。

二人は言い争いをしながら超能力を使い喧嘩した。

そんな中、リビングでお茶を飲んでいた三女、(みどり)が溜息を吐き、二階の妹達の部屋へと向かう。

妹の四女、黄子(きこ)と五女の、黒子(くろこ)を起こし、隣に住む両親へ預けると再び溜息を吐く緑。

「二人を止めないと…。」

そう呟くと緑は家に戻り脱衣所へ向かった。


緑は脱衣所に入るや否や溜息を吐いた。

トイレは勿論、脱衣所の壁などが壊れていたからだ。

超能力を使えば水浸しの床はなんとかなるだろう。

だが、壊れたドラム式洗濯機や壁、トイレなどは別だ。

超能力を使ってもどうにもならない事はある。

現に今あるドラム式洗濯機は行きつけのお店でポイントのみで買ったものだ。

ふとその時の事を思い出す。

「洗濯機がタダで手に入るなんてお得だね。」

長女、赤音(あかね)の言葉に両親の目が死んでいたのを緑は思い出していた。


ポケットから植物の種を取り出し、緑は二人の足元にそれを投げ、超能力で種を成長させた。

二人の身体に成長した植物が絡みつく。

「ねぇ、赤姉。どうしてトイレに鍵をかけないのかな?洗濯機また壊れたんだよ。」

緑は赤音に顔を近づけながら問い詰める。

「洗濯機壊したのは青葉じゃん」

顔を背けぼそりと呟く赤音に緑は目を見開き、赤音に意見する。

「トイレの鍵を閉めれば洗濯機も壊れなかったよね。」

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