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塔の賢龍  作者: 鹿の子姫
第1章 出会い
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シャズイーニの想い

ファシルがアオバを部屋に案内していた頃、飛龍シャズイーニはルーリエの森上空をあてもなく飛んでいた。


「人間を助手にするなんてファシルは頭がいかれちまったのか?」


シャズイーニは荒々しく首を振り、今日の出来事を忘れようとする。

人間が龍のことを毛嫌いするように、龍もまた人間を毛嫌いしている事が多かった。

その美しい鱗や牙、卵を目当てに龍が人間に狩られることもあるからだ。

特にシャズイーニはある事をきっかけに人間を全く信用しなくなった。


「ソーニャ......君ならもう一度、人間を信じてしまうのかい?」


龍の声は他の生き物のように喉から発せられる訳ではない。

自分の言葉を聞かせたい相手を選んで、魂を同調させて言葉を届けるのである。

相手には心の中に声が響くような奇妙な感覚を与える。

これは魔法の一種で、エコー魔法と呼ばれるもので龍族が太古の昔に始めたとされている。


聞かせる意思も持たずに発せられたシャズイーニの言葉は、誰にも聞かれること無く夜の闇に吸い込まれていった。

シャズイーニの過去には何があったんでしょうね☺️

後々書いていこうと思っています。シャズイーニファンの方は必読ですよ!

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