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塔の賢龍  作者: 鹿の子姫
第1章 出会い
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衝突

「この後アオバが塔にやってきたって訳だ。

どうだい? 気は変わったかい?ファシルを大事に思うならお願いだから僕達を裏切らないでくれ」


アオバは沈黙したままだ。


「それとも僕を人喰い龍と恐れるのかい? ああそうさ。僕は人喰い龍で、怒りで我を忘れる危険なやつさ」


シャズイーニは開き直っている。


「いや、そういうのじゃなくて。

シャズイーニは本当にファシルの為を思って言ってくれているんだな。その気持ち、とてもいいと思うよ」


「じゃあ諦め......」


「だが俺は俺のやるべき事をやるだけさ。そしてファシルのためにも、ファシルの魂を解放しようと思う」


シャズイーニの言葉を遮ってアオバは宣告する。


「お前本気で言っているのか!?」


アオバにシャズイーニの熱風ともいえる熱い息がかかる。


「ああ本気だね。

ファシルの魂を抜いて記憶を奪って塔に縛り付けるなんてヤーゴンはとんだイカレ野郎さ。シャズイーニも気づいてんだろ? 記憶を消された空白はファシルを悩ませ続けているって」


シャズイーニは何も言わない。


「とにかく俺はやりたいようにやる。そしてファシルを解放する」


「......どうなっても知らないからな」


シャズイーニが憎々しげに言う。


「これだけは覚えておけよ、人間。一番傷つくのはファシルだ。お前はいい事をしたと思っても、ファシルは悲しむだけだぞ」


シャズイーニはそう言い残すと、天窓を魔法で開け、白み始めた空へ飛び去って行った。


シャズイーニとアオバの初めての本気の喧嘩です。

結局人間とは自分勝手な生き物だな〜と書いてて思いました。

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Twitter @kanokohime_book
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