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塔の賢龍  作者: 鹿の子姫
第1章 出会い
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真夜中の塔

その日は、満月だった。

満月の日は星読み師の魔力が最も高まる日である。

夜二時を回った頃、星読み師アオバはエルフと龍が寝静まった頃合を見計らって中央塔の最上階で月光を浴びていた。

こうしていると体の中の魔力が増幅されていくのを感じることが出来る。

ステンドグラス越しに差し込む月光は塔全体を青白く照らしている。


「ん?」


ふと下を見たアオバはそこに丸くなって寝ているはずのシャズイーニが居ないことに気づいた。

アオバが自分の部屋から出てきた時には丸くなっていびきをかくシャズイーニがいたのだが。


「おかしいな......」


中央塔の最上階、中央塔は全て見渡せるが、美しい青緑色の鱗も龍の巨体も見当たらない。


「他の塔に行ったのか? でもこんな時間にシャズイーニは一体何をしてるんだ?」


すると南塔の入口からスルりと音を一切たたせずにシャズイーニが出てきた。

薄暗くて見にくいが、シャズイーニが左手の爪で器用に一冊の本を持っているのが辛うじて見えた。

シャズイーニは本を腹の下に置くと、そのまま丸くなった。

間もなく規則的ないびきがアオバの耳に聞こえてきた。

自室に戻ったアオバは日課である今日あった出来事整理を始める。


「今日は海巨人の捜し物騒動があった。そして俺の魚料理は完璧だった。」


「あとはさっきのシャズイーニの謎の行動だな。あの本は見たことがない模様が表紙に彫られていた」


明日調べる必要がありそうだ。

もちろんファシルとシャズイーニに勘づかれないように。


シャズイーニの不思議な行動の意味とは!?

次話に乞うご期待!

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Twitter @kanokohime_book
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