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虹の下にある宝

作者: 野村夜長

童話は初めて書きました。

小説を普段あまり読まないので文章が拙いと思いますがよろしくお願いします。

ここは、逆さの虹がかかる『逆さの虹の森』。

ここには様々な動物が暮らす森である。

人間はこの森を見つけることが出来ないのですがどうやら一人に女の子が森に迷い混んだようです。



「うー、虹の根本を探して歩いてたら真っ暗な森に来ちゃったよ~」


女の子は虹の根本にはお宝が眠っているという話を聞き探して来たようです。



「ラー、むかーしむかーしこの森に~逆さの虹がかかりました~♪」


「まあ綺麗な歌声」


コマドリが木の上で歌っていました。


「やあこんにちは、こんなところに人間の女の子が来るのは珍しいね」


「うん、虹の根元探してやってきたの」


「虹の根元?君は面白いことを言う。この森には逆さの虹しかかかっていないよ。」


「逆さの虹?まあ!素敵ね!」


「ふふ、君には逆さ虹が虹の根元のお宝になるのかな」


「そうね、とても素敵な考えだと思うわ!」


女の子はコマドリと別れ先に進みます。


「さようなら、コマドリさん」


「さようならお嬢さん、無事に逆さ虹の元にたどり着けることを祈ってるよ」



しばらく歩くと大きな根っこがむき出しの広場に辿り着きました。



「こんにちは、人間のお嬢さん」


入口で休んでいるとリスさんが話しかけてきた。


「こんにちは、リスさん。私、逆さ虹の所に行きたいのだけれどこの広場を越えないとダメだよね?」


「そうだね、この根っこ広場を越えないと辿り着けないね。」


すると、リスさんは不敵な笑みを浮かべて話し出しました。


「お嬢さん、この広場はね、嘘をつかないと抜けられないんだ。」


「嘘をつく?」


「そうなんだ、嘘をつかないで抜けようとすると根っこに捕まって動けなくなってしまうんだ。」


「そうなのね!私、何も知らないで捕まってしまうところだったわ!ありがとう、親切なリスさん。」


「どういたしまして、お嬢さん。」


リスさんと別れて根っこ広場に進みました。


「ふう、思ったより根っこが大きくて抜けるのが大変ね。」


根っこで道が悪く進むのに一苦労です。

すると少し遠くからクマがこちらを覗いていました。


「あら、クマさん!こんにち…」


クマさんは声をかけると一目散で逃げてしまいました。


「私、なにかしたかしら…?」


クマさんの事を気にかけながらも先に進みます。


「こんなところに人間の女の子が来るなんて珍しいね」


広場の途中でキツネさんが話しかけて来ました。


「こんにちは、キツネさん。」


「こんにちは、お嬢さん。」


女の子はリスさんから嘘をつかないと抜けられないことを思い出しました。


「お嬢さんにはこの広場を進むのは大変そうだね」


「いいえ、この程度お茶の子さいさいよ!」


「お茶の子さいさいって言葉づかい渋いね。」


女の子がちょっとした嘘をつくと木の根っこがうねうねと動き出しました。


「え?なになに!?ちゃんとリスさんの言うとおり嘘をついたのにどうして根っこが私の身体に巻き付くの?」


根っこはあっという間に女の子の身体に巻き付いてしまいました。


「またリスくんか。」


キツネさんが呆れたようにつぶやく。


「ごめんね、お嬢さん。リスくんは少しいたずらが好きなんだ。この広場は嘘をついてしまうと木の根っこに巻き付かれてしまうんだよ。」


「そうなのね!まあお母さんも人の言うことを鵜呑みにしてはダメよ!って言われたのに油断してしまった私が悪いわね。」


「君のお母さんは凄いことを娘に教えるね。」


「さて君を助けるためにどうしようか…」


キツネさんが考え込む。


「そういえば、さっきクマさんを見たわ!」


「クマくんを?」


「ええ、話しかけたら逃げられてしまったけど彼なら力も強そうだし根っこを切れるんじゃないかしら?」


「うーん、いいアイデアだとは思うんだけど…」


キツネさんは考え込む。


「けどどうしたの?」


「彼はとても優しいんだけど少し臆病なんだよ。きっと君を爪で傷つけないかと臆病のなっていると思うよ。」


「そうなのね、でもきっと話せばなんとかわかってくれると思うわ!それに能ある鷹は爪を隠すと言うじゃない!」


「それ、なにか違くないかい?まあ頼むだけ頼んでみるよ。少し待っていてね。」


キツネはクマさんがいた方に走って行った。


「ふう、この状態で一人はなかなか辛いものがあるわね。」


「やあお嬢さん、こんな所でなにをやっているんだい?」


「あ!コマドリさん!リスさんの罠にハマってこのありさまよ。」


「ああ、そういえば昔にもそんなことがあった気がするよ。」


するとコマドリさんは歌い出しました。

内容は昔、私みたいに女の子がこの森に迷いこみ私のように木の根っこに捕まった。その時、森で力自慢だったクマさんが助けようとしたが腕に爪が刺さり傷付けてしまったらしい。幸い出血の割りに大した怪我ではなかったが跡になってしまったらしい。

それ以降クマさんは臆病になってしまったという。


「ん?腕に爪傷?どこかで見た気がするわね…」


「おや?キツネくんとクマくんがこっちに来るね。それじゃあ僕は行くよ。」


「ありがとう、コマドリさん。」


「クマくんはあれ以降密かに傷付けないように特訓をしているんだ。必要なのは背中を押してあげることなんだ。お嬢さん頼んだよ。」


「ええ、任せて!」


コマドリさんは飛び去っていくのと同時にキツネさんとクマさんがやってきた。


「お嬢さん、クマくんを連れてきたよ。」


「こんにちは、クマさん。あなたの力を貸して欲しいの。」


「こ、こんにちは…。ぼ、僕は君を傷付けてしまうのが恐いんだ…」


クマさんは震えている。


「大丈夫よ、クマさん。貴方が傷付けてしまったという女の人は私を生んで元気にしているんだもの。」


「「え!?お母さん?」」


キツネさんとクマさんは目を丸くしている。



「そうなの、昔お母さんが不思議な森に迷い混んで困ったときにクマさんが助けてくれたって。とても優しかったけど怪我をさせたことをとても気にしているようだったって。」


「そ、そうなんだ。元気なら良かった。」


「でね、もしまだ引きずってるようなら背中を押してあげて欲しいって言われたの。コマドリさんもクマさんが誰も傷付けないように特訓をしてるって言ってたよ。その特訓の成果を見せて!」


「で、でも…」


「それにクマさん。私、トイレが限界なの…。女の子にそんな恥ずかしい思いをさせてはダメよ!!」


女の子はこれでもかと言うほどの気迫で迫った。


「は、はいー!!」


クマくんは無我夢中で木の根っこを爪で切り裂いた。



「ふふ、クマさん。凄いじゃない!」


「うん、クマくん凄いよ。お嬢さんを傷つけることなく助けてるじゃないか。」


「ほ、本当だ。これを僕が…?」


「ええ、そうよ!貴方はもっと自信をもっていいのよ!」


「うん…うん。ありがとう。ありがとう。」


クマさんは泣きながらお礼を言う。



「何を言ってるのよ!お礼を言うのは私の方よ!ありがとう、クマさん。」



その後、クマさんとキツネさんは去って行きました。



「そういえば、逆さ虹を見に来たんだったね。この先にあるドングリ池の上にかかっているよ。」


「ありがとう!キツネさんとクマさん!」



再び少女は歩き出した。



「おお、これがドングリ池か」


広場を抜けた先に見えたのはよく澄んだ池だった。



「やっと着いた~」


しかし、そこには逆さ虹はかかっていませんでした。



「うーん、毎日出てる訳じゃないのかな~」


池の側に看板が立っていました。


「なになに~、この池にドングリを投げ入れると願いが叶う?」



近くに落ちていたドングリを拾い投げ入れる。


「逆さ虹を見れますように~」


池にドングリが入ると大きな水しぶき上がりました。


「うわー!」



突然上がった水しぶきに驚き閉じた目を開けるとそこには虹がかかっていた。


「なんだ普通に虹がかかるんじゃない!」


ふと池を見ると水面に写った逆さ虹があった。



「そうか!動物たちは背が低いから水面に写った逆さ虹しか見えなかったから逆さ虹の森って名前になったのか!」


その光景は丸くなった虹は何物にも変えがたい宝だった。



その後、家に帰りお母さんと今日あったことを話した。


「お母さん!ただいま!あのね!あのね!………」










お読み頂きありがとうございます。

普段はこんな長々と文章を書かないので大変でした。

一時間もしないくらいでパパッと思い付くまま書いたので展開が雑だったかもしれません。

他に書いてる今回とは雰囲気が全然違う小説達もよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 森での出来事だけで無く、母子の繋がりがとても心温まりました。 [気になる点] クマさんのくだりで傷つける、の誤字なのか敢えて気付ける、なのか少し気になりました。
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