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こちら声優探偵団  作者: MikBug
32/35

電話の件のご報告でございます


 白三プロの劇団「スーパーセンチュリー」の公演会場である、下北沢の元田劇場。あと数時間で今日の公演が始まる。

 もう既に何日か公演しているとはいえ、スタッフは気持ちを緩める事なくキビキビと準備を進めている。


 そんな会場の中、スタッフロビーで打ち合わせをしている上森のスマホにテキストメッセージが入って来た。


「ちょっと失礼します」


 上森はそう言うと、メッセージアプリでテキストのやり取りを始めた。


テキスト送信者/フィジカル野口:上森さん、ただいまターゲットシゲル氏よりフィジカル宛に電話あり、予想通り激怒して元田劇場に向かいました

テキスト送信者/上森:了解しました。こちら本番準備中です。ゲネ終わり、あと1時間で客入れです。タイミング調整します


テキスト送信者/フィジカル野口:よろしくお願いします

テキスト送信者/上森:クーリングオフは?


テキスト送信者/フィジカル野口:Refused*

テキスト送信者/上森:了解です。お疲れ様でした


(注:Refused』:Refuse の過去形。このストーリー中では、シゲルが商品のクーリングオフによる払い戻しを拒否したという事。野口さんはシゲルがあまりにも日本語だの騒いだので、面白がって Refused と書いた思われる)


 彼は簡単に情報のやり取りを終えると、せわしなく準備に動くスタッフと共に、公演の最終準備に入った。

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