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出会った場所は
私はいつものように友達の神木真琴と
話していました。
「ねー、梓。部活決めた?」
「んー、私はテニス部かな」
「テニスと卓球で迷ってるだよね」
「一緒にテニスやろうよ!」
「いーね!テニス部にしようかな」
ガターン
そんな話をしていた時に机が倒れる音がしました。
な...なに⁉︎
そう思って音のした方を見てみると
先輩3人と同じクラスの問題児、黒花瞬がいました。
その様子をみていると喧嘩のようでした。
「お前ふざけんのもいい加減にしろよ?」
「調子乗んなカス」
「うるせーな!!!」
その瞬間、瞬が倒れこみました。
瞬の口元からは血が出ていました。
え...殴った...?
私は怖くなりました。
私は見てることしかできませんでした。
すぐに先生が駆けつけ、瞬と先輩を連れて行きました。
「怖かったね。」
「あの人誰だろう?」
「え!知らないの?あの人今一番荒れてる望月空先輩だよ!」
「空...先輩...?」
この時初めて空先輩に出会いました。
この時は怖い先輩という印象しかありませんでした。
あんなにもいい人だったなんて知りませんでした。