Last LOVE~6~
「おい!嘘だろ?冗談だよな!?」
「ごめん。もうやっていく自信ない。」
「ごめん!俺が悪かったら言ってくれ!直すから!だから・・・」
「黙って!」
「・・・っ・・・つ」
「もうわかったから・・・」
「何が分かったんだよ!何にも分かってねえじゃねえか!」
「もう無理だよ。」
涙が止まらなくなった・・・―
「ごめんっ・・・」
「ううん・・・私こそ・・・」
「帰るか」
「え・・・」
「今日だけだよ・・・な?」
「うん。ありがと・・・そしてごめんね」
「今週は彼女としていてよ・・・ダメ?」
「でも・・・」
「もしかして好きな人できた?」
「え・・・」
「図星かよ・・・はっ」
「・・・」
「最初っから言えよ!」
「ごめ・・・」
「誰?」
「え?」
「誰だって聞いてんの」
「でも・・・」
「なおきだろ?」
「えっ・・・」
「好きならいけばいいよ」
「でも・・・」
「いけよ!」
「ご・・・めん・・・」
「・・・・・・」
「いってくる!」
もっと速く・・・もっと速く走れ!
ピンポンピンポンピンポーン
「りく?」
「なおき・・・」
「どうした?しゅんと別れたのか?」
「うん・・・」
「あいつっ・・・」
「違うの!」
「何が違うんだよ?」
「私が振ったの!好きな人がいるって・・・」
「え・・・」
「心配かけて・・・ごめん・・・・・・」
頭がクラクラする・・・
立ってられない・・・
ぱちっ・・・
アレ?ここ私の部屋ではない・・・
一体誰の・・・
「起きた?」
「え・・・」
なおきの部屋だ
「お前いきなり倒れるから。」
「ありがとう・・・」
「聞きたいんだけど、」
「ん?」
「好きな人がいるってマジ?」
「う・・・うん・・・」
ゴクッ・・・
「誰?」
「・・・だよ!」
「は?」
「なおきだよ!」
「なんであの時・・・」
「なおきはモテるから皆にやめとけって言われたの!」
「・・・」
「違う人を好きになろうと思って、」
「だから、しゅんを好きになったの?」
「ん・・・」
「てことは俺はこれからも好きでいていいの?」
「え・・・」
「ごめんな諦め悪くて・・・」
頭を思いっきり左右に振った。
「嫌いに・・・なって・・・なかった・・・の?」
「なってるわけねえじゃん!」
「ありがと・・・本当にありがとう・・・」
「りく大好きだよ大事にするから」
このままずっと一緒に歩いていけたらいいな・・・―
完結みたいになってますがまだ続きます。