Last LOVE~5~
「りくー帰ろー」
「しゅんくん!今行く!」
「ちょっとまって」
腕を掴まれた。
「え?」
しゅんくんがこっちにくる。
「どうした?」
「いや・・・わかんない・・・」
腕を掴んだ人が口を開いた
「ちょっと話があるんだけど・・・」
「はい?」
「こいつって彼氏?」
「はい!彼氏です」
「こんな状況で言うことじゃないな・・・」
「え?」
「俺と付き合ってほしんだけど。」
「え・・・」
「ちょ・・・ちょっと待てよ!なんなんだよ!」
「こいつより幸せにできるよ」
「っけわかんねえ・・・」
「あの・・・」
「ん?」
「3年生ですよね?しゃべったこと有りましたっけ?」
「いいや。ないよ。一目惚れってやつだ」
「え・・・」
「りく。早く返事してくれ。俺も返事が気になる。」
「あ・・・」
「あ?」
「ごめんなさい。私は彼氏がいるので他の人にフラフラしてるのは嫌なんです。」
「そっか。ふっ・・・」
ズキンッ・・・
悲しそうな顔で笑う先輩に心が傷んだ。
「せめてアド交換とか無理かな?」
「えっと・・・しゅんくんいい?」
「いいよ・・・」
「じゃあアド交換だけ・・・」
「ありがと・・・」
「じゃあ俺はこれで!」
「さよなら~」
「・・・」
「ねぇ・・・しゅんくん」
「・・・」
「しゅんくん?」
「っんだよっ。」
びくっ
「ああ・・・ごめんね」
「いつだよ・・・」
「え?」
「いつあいつに惚れられるようなことしたんだよ!」
「そ・・・そんなの知らない・・・」
「信じらんねっ・・・」
「しゅんくんごめんね彼女失格だね」
「は?」
「私。もう別れたい」