Last LOVE~3~
ああ・・・まだ眠たい・・・
起きてるのに気が起きない・・・
「りくーーーーーーーーーー!起きてるのー?」
「・・・」
ドンドンドン・・・―
ガチャ―
「起きてるなら返事なさい!」
「・・・」
「まあ、いいわ。朝ごはん食べましょう。」
「はー・・・い」
「オレンジジュースでいい?」
「うん・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・美味しいね・・・」
「あら。珍しいわね。美味しいのは当たり前!ふふっ」
「だね!」
「元気。出たみたいだね。」
「もともと元気だよ!」
「あら、そ?」
ピンポーン・・・
先輩だ!
「行ってくる!」
「いってらっしゃーい」
ガチャリッ―
「は・・・はい・・・」
「りくおはよ!」
「しゅんくんおはよ・・・」
「いこうか」
「はいっ!」
「!」
「りくどうかした?」
「い・・・いや・・・何でも・・・」
「そ?」
コクリと頭を振る私。
「あ!なおきじゃん!」
「おー・・・」
目が合うとすぐ目を背けた。
「2人とも仲良くな!」
「おー!」
そんなこと言われなくても分かってる・・・
でもその一言が心に引っかかった・・・
なおきを見ると胸が苦しい
ギュー・・・ってなって・・・でも。嫌ではない・・・
こんな気持ち初めてだ・・・